毎日どんな練習してるんですか?

よく聞かれる質問です。奏法で一番大切なモノは「息」です。以前、ランディのクリニックに行った時も「ブレス!ブレス!ブレス!」口癖の様に言っていました。


息、シラブル、そしてサウンド(音色)。この3つの練習に尽きます。いちいち説明は後回しにして、私の休日メニューを紹介します。

サックスだったら、リードを選ぶでしょ?トランペットは唇を交換出来ないので、良いリードを作るしか方法がありません。よく鳴る唇を作りましょう。ブルブル唇を鳴らします。顔面脱力状態。5分位やっているかも。とても他人には、見られたくない顔です・・・。

楽器を持ちます。五線の中Cからトライアドで下の加線Cまで下がります。ド〜ソ〜ミ〜ド〜〜〜。これを半音ずつ下げていってペダルCまでいきます。気分でマイナー7thとかディミニッシュとか別にメジャートライアドでなくても構いません。要はペダルで、息の確認です。唇もほぐれます。シラブルもAh〜ってなるでしょう。
次にチャールズ・コリンのリップ・フレキシビリティって本をやります。Vol.3まであるので、ピックアップしてやります。Vol.1のNo.13,No.14,Vol.2の加線のHighE〜HighG#までってパターンがお気に入りです。これも気分でかえます。リピートしたり、それぞれのフレーズを連結してみたり・・・。息、シラブル、サウンド(音色)を忘れずに!

次にジャズらしい練習。コピー譜を練習します。自分で採譜したものがベストですが、売り譜でも構いません。メトロノームは必須。クラッシックのエチュードのごとく、全ての音、リズムを正確に。クリフォードなんかは、難しい指とか出てきて大変勉強になります。このときも息、シラブル、サウンド(音色)!
重要なのは、決して大きな音で練習しないこと。mp〜mfまでが妥当です。ffは息入れれば出ますって・・・。そして充分な休憩。10分やったら、10分休む。吹いた時間だけ休憩を取るようにしています。
また、息がおろそかにならないように、気をつけて下さい。速くたっぷり吸う。これに気をつけて練習してます。

よく使う教則本
カールトン・マクベス 「マジオシステム・フォー・ブラス」
ウォルター・スミス 「トップトーンズ・フォー・ザ・トランペッター」
チャールズ・コリン 「アドヴァンス・リップ・フレキシビリティ」
ハーバートL.クラーク 「テクニカル・スタディ」

2003年10月03日 (金) at 02:34



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