セッションの勧め

Kamesan Daily さんのエントリ明日のジャズマンのために 。全くその通りです。

Kamesan Daily: 明日のジャズマンのために その1
明日のジャズマンのために その1:
 セッションは最大の練習なり

特に初心者の人は、尻込みしちゃいますが、これは、基本中の基本です。僕もジャズ研1年の頃は、「何でも良いから吹け(弾け)!」と半ば恫喝されて、演っていたモノでした。Fブルースで、Fしか吹かない。(吹けない。)訳も判らずハイノートを連発してみたり、トリルかましてみたり・・・。かなり、アバンギャルドなセッションです。それでも、諸先輩方は、大喜びで、付き合って下さいました。けっこう受けてたりして・・・。山下洋輔の絵本ドオン! みたいなノリ。

ジャズは演らなきゃ、その音楽の楽しさは、半減するという、特異な音楽じゃないかと思います。一緒にやっている人との会話が楽しいんですな。インタープレイってヤツ。ドラムが「ドーン」ってやったら、ラッパが「ぴゆ〜!」で、ピアノが「が〜〜〜ん」これだけでも、楽しいじゃないですか?音で遊んじゃいましょう!そこの1年生な、あなた!先輩は「いぇ〜ぃ!」って言ってくれますよ。怖がらなくても、いいんです。

多くのプレーヤーはセッションという場の重要性に気付かず参加してたり、もしくは「興味ないから」と一切参加しなかったりします。たしかに、バンドでの練習ならば弾く曲は決まっており、イントロからエンディングまでの流れに関して事前に打ち合わせがされているため、ミスの少ない綺麗な演奏ができます。だけど、その「快適さ」そのものが成長を阻む落とし穴なのです

僕は、今でも、暇が出来ると、近所のライヴハウス(大学ジャズ研)のセッションに、なるべく行くようにしています。最近はサボっているけど・・・。だって、楽しいんだもん。(飲んでいるからか?)どんなに、下手っぴな人と組まされちゃっても、ちょっとでも、得るモノ(感じるモノ)が、あります。そんな瞬間を、大切にしてもらいたいですね。

あと、刺激を受けて向上心が生まれるのも、良いと思いますよ。大抵は、「なんて下手っぴな俺・・・」って凹んで帰るんですが、「次こそは!」って練習する訳です。なので、自分の生徒には、セッションに、どしどし行かせてしまいます。

もっと「生」のジャズを、楽しみましょう。コンピュータでも、アドリブ演っちゃう時代ですもの。

2004年10月03日 (日) at 22:11



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