For Love Or Country:Arturo Sandoval Story
超人トランペッター、アルトゥーロ・サンドヴァルが、ディジー・ガレスピーバンドでのツアー中、米国に亡命するまでの家族愛を描いた自伝映画。っつーか、劇中全編に渡っての演奏は、サンドヴァルや、同じく亡命組のパキート・デリヴェラ(as)本人達が、演奏しているから、聴き入ってしまいます。凄いぞ!
![For Love Or Country: Arturo Sandoval Story [VHS] [Import]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41VAHAYT9XL._SL160_.jpg)
初っぱなの、キューバ国営近代音楽バンドの演奏から、「いぇーい!」です。太い中低音、コウモリとも話せそうな、成層圏ハイノートまで、サンドヴァルの演奏を、心ゆくまで楽しめます。イラケレ結成の秘密や、キザなサンドヴァルのプロポーズシーンも、面白い。ラッパ吹きだったら、一度は演ってみたい?サブイボ・・・僕には、出来そうにない・・・。
役者も、少しは楽器の知識を仕込んだらしく、それなりの演技です。たまに、指使いや、プランジャーミュートの使い方が、違っていたりしますが、ご愛敬。しかし、サンドヴァルをはじめ、パキート、ディジーに、よく似た役者を探し出してきましたね・・・。
やはり、達人と呼ばれる芸術家達は、背負っているモノが違うから、音楽に深みが出るのかなぁ・・。ファンとしては、「キューバの楽器屋には、バック1 1/2Cのマウスピースしか無かった。(T^T)」とか、「サンドヴァルのボロボロの楽器を見て、ディジーが、自分のホルトンをあげた。」とか、小ネタも盛り込んで欲しかったかな?
陽気なキューバ音楽と、ビッグバンドジャズが、流れる中、よくあるジャズ映画にありがちな、どんよりと暗い雰囲気は皆無で、ハッピー!楽しめました。トランペットファンは、必見(必聴?)です。