1988年に起きた子供置き去り事件をモチーフにした是枝裕和監督作品。去年はカンヌ国際映画祭で話題になったんですがね・・・。

ナントカ映画祭とか、スルーする傾向が高いんですが、DVDで出たんで、観てみようかなと。

テレビマンユニオンで活躍を見せていた、ノンフィクションな所が個人的には、好きな監督だったりする訳なんですが。ちょっと、作り込み過ぎちゃったかな？

巣鴨の事件当時は、いい大人になっていた deep さんです。今となっては、記憶も、あやふやなんですが、大体は覚えていましたね。ヒステリックな報道から年月を経て、また思い起こしてみても、やっぱり、ドキュメンタリーでストーリーを通しても良かったんじゃないかとも、思ってしまいました。

昨今、信じられない程、子供を巻き込む事件が多い中、事件を風化させない問題提起的な姿勢は、評価できると思いますが、何の予備知識もなく観る人達の、感想も気になるところです。

暗明のコントラストの効いた独特の映像美は、見事です。それだけに、美しすぎて、嘘くさく見えてしまうジレンマ。困った・・・。

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