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このカテゴリへのエントリ数: 最終更新日時: 2010-03-20 17:43 |
キングダム9.11以降の米国の抱えた中東問題を描いた映画です。 外国人居住地に警官に扮装したテロリストがマシンガンを乱射して住民を殺しまくって、避難した人々を誘導して自爆するという、とんでもないテロがキングダム(サウジアラビア王国)で起き、FBI が捜査に乗り込むというストリー。強烈なアクション映画でした。ハンディカメラで録り続けていて、まるでニュース映像の様な雰囲気です。「24」以降の流行ですな。後半のカーチェイスと銃撃戦は、物凄い迫力です。映画館が戦場に巻き込まれてしまった錯覚に陥ります。 9.11からの状況を90分(5日間)に凝縮し、スピーディーな展開でまとめた、良く出来た映画でした。サウジアラビアの石油利権で潤う米国企業と政治的な駆け引き。それに繋がる王族特権階級に対してテロリスト達の貧困を、もっと掘り下げてみても良かったのでは?と思うのです。特に宗教間対立など日本人には感心の薄い事情なので、今日の憎しみの連鎖の元凶である米国と中東との関係を知識としてもっていないと、ただの米国万歳映画といった印象になってしまいます。ゆとり教育の若者達は、どんな感想を持つのか心配になってしまいます。 娯楽アクション映画ながら、拘束されてしまう捜査官と地元警官とのプロ同士の友情や、テロ問題までを描いた社会派ともいえる映画でした。ジェイミー・フォックスも抑えた演技で良かったです。サウジ警察の警察官を演じるのがアシュラフ・バルフムというパレスチナ俳優というのもテロリストを悪者一辺倒に扱わない皮肉っぽさ。ハリウッドのくせにと感心してしまいました。 ま、所詮ハリウッドだから、車が時速200キロでグルグル横転しても、凄い銃撃戦でロケットランチャー撃たれても米人 FBI 捜査官は死なないのだ。「胸が目立つ」と言われて布を掛けられてしまうジェニファー・ガーナーの「ナオンマーシャルアーツ」も、ちゃんとあるしね...。 |