未来を写した子どもたち
インドのカルカッタの売春窟に暮らす子供達のドキュメンタリー映画です。
シネスイッチ銀座で観てきました。劣悪な生活環境の中で貧困の中で暮らす子供達を救出しようとニューヨークで活躍する女性写真家ザナ・ブリスキが写真教室を開くのでした。皆にカメラを渡して指導すると天才的な才能を発揮する子供もいたりします。写真を通して夢を持つ事を知る子供達の成長が垣間見えるストーリーです。映画館の通路には実際に子供達の撮影した写真が展示されていました。とても素直で素晴らしいものばかりです。
学校にも行けず売春宿の手伝いをする貧困の中でも、カメラを手に笑顔を絶やさない子供達の明るさが唯一の救いです。それに比べて親達の振る舞いには腹も立ちます。が、インドの爆発的な経済成長の影で急速に広がる格差社会と未だに残るカースト制度の中で、これしか生活する手段のない貧困層の人達に僕たちは、どうすることも出来ない歯がゆさも感じるわけです。奨学金を得て寄宿学校に行けるようになった子供達も殆ど、働き手として売春窟に連れ戻されてしまうのだもの。どうしたらいいんだろう。ちなみにこの映画の収益の1パーセントは子ども支援基金に寄付されるそうです。1パーセントと言わず、もっとすればいいのに...。
映画としては真性ドキュメンタリーなので淡々と生活を追っているわけですが、皆で海に行くシーンなんてグッと来ます。初めて見た海で、はしゃぐ子供達の笑顔は忘れられません。ハンディカメラで隠し撮りも多いので観にくいのが玉にきず。バスや乗り物のシーンはブレブレで観ていると酔いそう...。
教育格差は日本も人ごとではない話になってきていますし、芸術を通して未来に夢を持てる子供達を育てるという試みは素晴らしいと感心してしまいました。そして世界中には、こんな子供達が沢山居る事を多くの人に知ってもらいたいと思いました。
公式サイト
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