シネスイッチ銀座で観ました。

高校の銃乱射事件に巻き込まれてしまう、親友同士のダイアナとモーリーン。犯人に「どちらか一人を殺す。どっちだ？」と聞かれたダイアナの選択は？

10代のダイアナを「アクロス・ザ・ユニバース」のエヴァン・レイチェル・ウッド、成長したダイアナを「キル・ビル」のユマ・サーマンが演じ、銃撃事件前10代の高校生活と、結婚してトラウマを背負って、生きていくダイアナ30代の生活を交互に観せていく手法です。10代は貧乳だったのに...というツッコミ入れたかったりしましたが、伏線が散りばめられたストーリーに、すっかり騙されてしまいました。ラストの衝撃に、席を立つ事が出来ませんでした。

ＣＭ 出身の監督らしく映像に訴える力は見事でした。花や昆虫の色彩美、冒頭の朝食を作るノーカットで人物から食器、そして人物とアングルが動きつつピントを絞っていく手法とか、全体を通じての水の描写など、とても色彩豊かで美しい映像でした。久々に骨のある作品でした。

公式サイト