さよなら、さよならハリウッド

恵比寿ガーデンプレイス内の恵比寿ガーデンシネマ で観てきました。原題は「Hollywood Ending」。全てがハリウッド的に、丸く収まるって意味らしい。とことん、現在のハリウッド映画(非ハリウッドも含めたフランス映画もね・・・)を皮肉ったコメディ。文句なしにウディ・アレン色で、抜群に楽しい映画でした。


早めに行って、チケットを取ったので、恵比寿ガーデンプレイス をブラブラ。ガーデンプレイスタワー39Fの火の音水の音 で、生ビールを引っかけます。サラ・ボーンが流れる店内も、おしゃれ。鳥串焼きが、うまい。眺めも良いしね。ちょい、ほろ酔い?で、映画館に。

で、映画です。久々の、ウディ・アレンって事で期待度大です。かつては、グラミーも獲った事のある映画監督の、お話。芸術家として、名声と”シゴト”の板挟みになっているヴァルの姿には、身につまされる思いがします・・・。っていうか、神経症になるまで、没頭する変人さ加減を、真面目に作らないで、コメディに仕立てちゃうウディ・アレンの手腕が、スバラシイ。最後まで、大笑いでした。

ベテラン、マーク・ライデルはジュリアード音楽学院出身のジャズピアニストだったってのは、初めて知った・・・。ティア・レオーニはジュラシック・パークで有名だけれども、相変わらず綺麗です。だけれども、ティファニー・ティーセンの方が、可愛くて好きだったりします・・・。音楽も、オシャレ!ビッグバンドサウンドで流れる「Too Close For Comfort」「Sweet And Lovely」「Poor Butterfly」などなど。セバリンセン風のトランペットなんですが、誰なんだろう?この映画の中の楽曲で、オススメは、Christian McBrideの「Gettin' To It 」、Booker Littleの「Booker Little 4 & Max Roach 」、Kenny Clarkeの「The Golden Eight 」とかを聴くべしかな?古いハリウッドの名曲揃いっていうのも、なかなかなモノです。「音楽は、コール・ポーターで、いこう!」って、ヴァルの台詞にも、( ̄ー ̄)ニヤリ。

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開演2時間前で、残席30程という、混み具合でした。人気です。こういう、映画こそ、もっと多館上映すべきじゃないのかな。日本に対する皮肉も、ちょこっと、入っていたのに気づく人は、少なかったと思われ・・・。

帰りに、Deep Blue を超えたという評判の皇帝ペンギン の前売りを購入。今から楽しみ。

さよなら、さよならハリウッド [DVD]image

2005年05月30日 (月) at 11:46



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