宿命/東野 圭吾

この作家って、いつも、ちょいっと物足りない感じがしてしまうんですけど。「変身 」への布石ともなった作品。


宿命

脳神経系が、お得意な感じで、このパターンで「秘密 」にも、続くわけでありますが。事件の推理よりも、登場人物の「宿命」に重点が、おかれているのですが、どうも、リアリティが感じられない・・・。殺人事件の捜査でも、ボウガンの矢を手では、刺せないってばっ。構造上「毒」が、注入できないでしょ。なんて、ツッコミ入れつつ読んでおりました。推理の意外性を、別の所に求めているのですが、そのせいなのか、雑な描写が、目立ちます。

まだ、初期の本だからかな。なんて、思ってみたりしています。いっそのこと、殺人事件が、起こらなくても、このテーマで、書けるんじゃないかな?おしい・・・。

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2005年04月04日 (月) at 15:41



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