黄金の島(上下)/真保 裕一

ドジ踏んだヤクザが、ベトナムへ逃げて、ボートピープルになって、日本に帰ってくるアドベンチャーもの。


黄金の島(上) 黄金の島(下)

半端モンな、やーさんが、シクロ乗りの若者達との交流を通して、自分を見つけていくという、ありがちなストーリーなんですが。アジア圏途上国の庶民生活、強烈な目的意識を持つ若者達の心情が、生き生きと描かれていて、引き込まれました。黄金の島ジパングを目指し、手段を選ばない強い目的意識には、共感するところです。1400枚を超える長編にもかかわらず、テンポも良く、スラっと読めます。

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2004年07月11日 (日) at 13:07



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