風の男 白洲次郎/青柳 恵介

今年の夏に流行った白洲次郎ブームに乗り遅れた deep さんです。入門編として薄いし表紙がカッチョイイので、これから読んでみました。


風の男 白洲次郎

戦後日本の復興に活躍し、マッカーサーGHQと渡り合って「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた白洲次郎という男の話。本人の著作やインタビュー、夫人や知人の取材からの「伝記」で、彼の人となりが、よく出ていると思います。

英国式の流儀を好んで、三宅一生デザインの洒落た服装、80歳過ぎまでポルシェに乗り、権力には牙をむき続ける、やかましい「おっさん」です。しかし、友人には礼節を欠かさず情に厚い面もあり、自分の信念をしっかりと持っていた「日本人」として、素直に、カッチョイイと思えてなりません。決して西洋かぶれではなく、それでいて、ナショナリズムに傾倒している訳でもない。自身の「Principle」を、しっかりと確立していた人間です。

こんな気概のある爺さんを目標に、生きていきたいものです。

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2006年11月24日 (金) at 17:36



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