ニッポン泥棒/大沢 在昌

天才的な若者ハッカー達が作り上げたコンピューターソフトをめぐる、CIA と巨大軍需会社の攻防に巻き込まれる、おっさんの話。


ニッポン泥棒

元敏腕商社マンだった団塊世代の尾津とバブル崩壊後に自立の道を模索する元ホステス嬢のかおるの二人が、アクセスキーにされてしまい、誰も信用することが出来ないスパイ合戦に突入していきます。

いくら海外で似たようなスパイ合戦に巻き込まれた経験があるからといって、このありえない位の冷静さは何?ただのリタイヤ組なのですが。終戦とバブル崩壊を同じ精神的衝撃とみるのもねぇ。感情移入が難しいのでした。エージェントも、まぬけ過ぎです。(笑)

中だるみが来て(この人って長編だと、いつも)読むのをやめようかなとも思いましたが、終盤のスピーディな展開は流石です。しかし、新書の2段書きは、どうしても読みづらいのでした。(持ちづらい?)

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2007年03月30日 (金) at 23:17



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