チーム・バチスタの栄光(上・下)/海堂 尊

物足りないかも。


チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)image チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)image

第4回「このミス」大賞受賞後映画化された話題作です。映画は観ていません。ずっと気になっていましたが...。

「このミス」の審査員でもある辛口書評家の大森 望氏が TBS ラジオの大竹紳士交遊録のポッドキャストで話していたのですが、出版前に題名を改名させたそうです。元々は「チーム・バチスタの失敗」だったかな?(記憶が曖昧...)これが見事に当たりましたね。ベストセラーになりました。

若手力士の変死事件などで話題になりましたが、遺体の司法解剖が先進国では最低レベルである日本の問題や、医療現場の過酷な状況、硬直化している大病院システムなどの問題点も浮き上がってきます。正直、ミステリーとしては、それほど読み応えはありませんでした。しかし、ひと癖もふた癖もある、変な医者が多くてキャラが立っている物語性は、さすがに映像向きで楽しいです。

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2008年05月22日 (木) at 15:58



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