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このカテゴリへのエントリ数: 最終更新日時: 2010-03-20 17:51 |
スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員/スティーヴン・キング映画「ミスト」を観て衝撃を受けました。 そんなわけでスティーヴン・キングの原作を読んでみました。映画の悲劇的な結末とは違って、原作では「希望」で締め括っているんだね。フランク・ダラボン監督はキングと入念に話し合った結果、あのエンディングを付け加えたらしいいですが、絶対的な絶望を、よくもここまで描ききれるものだなぁと思いました。霧の中の、神をも思わせる「巨大な何か」の映像も強力でした。 「霧」は中長編といった大作で、圧倒的です。他の短編も、どれも短いながらも秀逸です。あっと言う間に引き込まれ、あっと言う間に終わってしまうのです。夢中になります。シカゴマフィアの結婚式で演奏するジャズ・バンドの災難を描いた「ウェディング・ギグ」は、個人的にニヤニヤしながら読みました。日本でも、その筋の方々の宴会仕事って、アレですよねぇ...。「カインの末裔」は現在の猟奇的な事件を連想させますし、「死神」、「ほら、虎がいる」は子供向け絵本でも、いい線行くかも?「握手しない男」なんて、深夜放送のドラマになりそうな映像的な作品で、興味深いです。他の Skeleton Crew シリーズ(神々のワードプロセッサ、ミルクマン)も読まなければと思いました。 写真クリックでAmazonで詳細をみる |