零時の犯罪予報 ― ミステリー傑作選(46)/日本推理作家協会 (編集)

このシリーズは、結構期待して、読んじゃうんですよね。10人の作家による、短編集。


  • 六時間後に君は死ぬ/高野 和明
  • 都市伝説パズル/法月 綸太郎
  • 地底に咲く花/五條 瑛
  • 殺しても死なない/若竹 七海
  • 銀行狐/池井戸 潤
  • 探偵物語/姫野 カオルコ
  • 根付け供養/北森 鴻
  • みちしるべ/薄井 ゆうじ
  • 桜の森の七分咲きの下/倉知 淳
  • 弔いはおれがする/逢坂 剛

その年に発表された短編推理小説のなかから、選考委員によって厳選されたものを集めた「年度別推理小説年鑑」を文庫化したものが、講談社文庫から出ている「ミステリー傑作選」です。短編は、ハズすと悲惨な思いをする程の、難しいジャンルだと思いますが、このシリーズは、強者揃いで、秀逸なものが多いです。買った、その日から、ワクワクしちゃいます。

意表を突いて、薄井 ゆうじの「みちしるべ」が、お気に入りです。全然ミステリーっぽくないんです。自然に囲まれた、田舎暮らしの兄妹と祖母の、お話なんですが、なんだか、心に残りました。あぁ、家族愛・・・。お盆は、実家に帰りましょう。

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2005年05月12日 (木) at 15:50



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