Dial "S" for Sonny/Sonny Clark
ソニー・クラークの初リーダー作。実は日本人だけに有名なピアニストなんですが・・・。ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ」を、もじったタイトルだそうで。

MをSに変えたんですか・・・。いや、ソニーのSだってば!あっちのSぢゃないって・・・。アート・ファーマー、カーティス・フラー、ハンク・モブレーの3管編成で、どう演っても、いいモノが、出来上がるでしょうってメンツです。クラークが、自ら集めたベスト・メンバーだって、ライナーで豪語している程です。
- 表題曲は、クラークのオリジナル。だるい感じで始まりました。嫌な予感・・・。しかもマイナー・ブルースだし。モブレーも、いつもの快活にキレる、バップフレーズが影をひそめ、大人しい。フラーも、なんか・・・。ファーマーが頼りだ!行け!ちょっとだけ、やってくれました・・・。地味な曲だなぁ・・・。
- 軽快なバップ・ナンバー。ぃやっほー!コレを最初に演れよ!リー・モーガン系の音色で頭良さげに、インテリぶって炸裂するファーマーがステキ。
- バラードでございます。ファーマーが朗々と唄い上げます。しかし、ブッとい音だなー。フリューゲル並です。このバラード・プレイは必聴です。続いて、クラークなんですが、このモッサリしたリズム感が、大嫌いです。で、モブレーがソロを取って、フラーがテーマを吹いて閉めます。3管なんだから、もっと何かやれよ・・・。
- クラークのミディアム・テンポの循環モノ。人をバカにした様な、サビのメロディーがムカつきます。ファーマーの酸欠っぽい音が好きです。モブレーは、もう、オヤジ臭プンプンさせた渋い音で、淡々とソロを取り・・・だんだん飽きてきた。ベースのウィルバー・ウェアのリズムが、前のめり過ぎて気になる。
- アップ・テンポのハード・バップです。ちょっと、後ろ髪引かれるタッチの、クラークがなぁ・・・。って、コレが持ち味なんで、しょうがない。モブレーが、やっと、いい感じです。素晴らしい。ファーマーも吹き倒します。フラーも、物凄いゾ。J.J.かフラーかってなモンで。イェ〜ィ!
- ガーシュインをトリオで。静かなピアノ・ソロから、いなたいテンポの4ビートへ。これ位な、普通さがクラークには、お似合いです。やっぱり、この人はトリオが、いいな。
3管を期待して買ったのが、失敗。悪くはないんですが、モノ足りません・・・。地味過ぎますね。
- Dial S for Sonny
- Bootin' It
- It Could Happen to You
- Sonny's Mood
- Shoutin' on a Riff
- Love Walked In
- Art Farmer(tp)
- Curtis Fuller(tb)
- Hank Mobley(ts)
- Sonny Clark(p)
- Wilbur Ware(b)
- Louis Hayes(ds)
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