An Affair To Remember/Phil Woods Quintet

やられてしまいました。コレ持っています・・・。Venusの「You And The Night And The Music 」のジャケ違い。バカ〜。(T^T)


An Affair to Rememberimage

というか、こっちがオリジナル盤なんです。しかし、トラックダウンのレベルが、低すぎる!「You And The Night And The Music」を買うべし!!日本盤の方が、良いってのも珍しいかな・・・。曲順が変わっただけで、印象が違うんですよね。私の好みでは、最初にガツンっと来て欲しいんですが・・・。You And The Night・・・を一曲目に持ってきた方が、格段にいいのに。

  1. ミディアムテンポの美しいメロディー。ゆったり、リラックスして聴けます。ウッズにしては、大人な演奏。続くリンチのソロ。今に比べると、音が軽いかな?まだ若い雰囲気が、また良い。特筆すべきは、スティーブ・ギルモアのベース。良いんですよ。太くて、ブリブリ気持ちいい。
  2. ラテンフレーバーな、小気味よいナンバー。このクインテットの持ち味である、アンサンブルアレンジも聴きもの。ウッズ先生、本領発揮です。どこまでも続く八分音符の嵐。凄いっていうか、変なヤツ・・・。リンチも頑張っていますが、かないませんね。がんばれ〜って、トム・ハレル状態なんですけど・・・。
  3. スタンダードバラードの名曲。こんなに、表情豊かで美しい音色のアルトは、なかなか居ないでしょう。アルトの、おいしい音を、堪能して下さい。後半のリンチのテーマも、良い。艶やかで、伸びのあるサウンドです。
  4. ジャズ研バンドに、是非勉強してもらいたいコンボアレンジです。カップミュートのリンチが、思いのほか良い出来。イエーって思っていたら、ウッズが大人げないソロの入り。おいおいおい・・・。たまにこういう事をする、おちゃめさんなのでした。
  5. ウエストコーストっぽいテーマアレンジの後、ウッズが炸裂します。グッドウィンが、少し慌てるのが笑える。
  6. コレ、好きなんですよー!ギルモアのベースメロディーに、コール&レスポンス形式で、2管アンサンブルが対し、盛り上がりつつBへ。このアレンジには、やられたーって思いましたね。初っぱなのウッズのブレイクは圧巻!10年前に買ったCDなのに、このブレイクのフレーズは、いまだに唄えます。リンチのワンコーラス目後半の、挑戦的な音使いも印象的。ちょっと音が荒れてはいるが、渾身のソロ。マクネリーもイイ感じですよ。トニックマイナーに向かっての、ディミニッシュフレーズなんか痺れます。私的には、ベストテイクです。やっぱり、こいつが1曲目でしょう!
  7. ミッシェル・ルグランの名曲をサンバ調にアレンジ。ペダルポイントハーモニーで、かえって妖しげ・・・?
  8. 6/8のリズムが疾走感ありますねぇー。良いアレンジです。リンチ君、頑張れーってなソロで始まっちゃいますが、それはそれで・・・。ウッズは、マシーンのように、ソロを紡ぎ出します。ホント、どんな頭の中身なんでしょうかね。
  9. 哀愁漂っちゃってます。大人系ウッズ。
  10. ご存じミュージカル映画の名曲。かなり凝って作り込んでいます。スローテンポでイントロが始まります。高速フォービートから、6/8と目まぐるしく、拍子が変化するテーマ。ぶっ飛びました。
  1. An Affair To Remember
  2. Flying Down To Rio
  3. Laura
  4. On Green Dolphin Street
  5. You Stepped Out Of A Dream
  6. You And The Night And The Music
  7. His Eyes, Her Eyes
  8. Invitation
  9. I'll Never Stop Loving You
  10. Over The Rainbow
  • Phil Woods(as)
  • Brian Lynch(tp)
  • Jim McNeely(p)
  • Steve Gilmore(b)
  • Bill Goodwin(ds)
  • Dec.17〜18.1993.

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2004年02月08日 (日) at 21:17



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