Keep The Change/Ralph Bowen Quintet
新作は必ずチェックするオランダジャズレーベルCriss Cross からです。レーベル3作目となるリーダーアルバムです。

ラルフ・ボーエンは、ミシェル・カミロや、あのO.T.B.でも活躍していましたね。今や絶好調な感のあるテナープレイヤー。名手ライアン・カイザーと組んだ逸品です。ハードバップを基本に、幅広い音楽性を詰め込んだアルバムです。バラエティに富んでいて、バランスも良く聴きやすい。
- ミュージカル「オリバー」の曲。凝ったアレンジですね。モダンです。グレゴリー・ハッチンソンが全力疾走、これはスリリング!負けじとブロウするラルフ。カッコイイ。ライアンも完璧なソロを繰り広げます。ミスが、ありません・・・。スゴイ。上から下までドバーって鳴っています。しょっぱなから、引き込まれてしまいます。
- も「オリバー」から。1.みたいな強力アレンジはしていません。僕だったら、テナーのテーマメロディーの下にラッパをハモらせたいな・・・。結構、力強いトーンのラルフですから。ハードバップ命的な仕上がり。
- 懐かしのO.T.B.の曲。ボーエン作です。手元にあるアルバムは「Live At Mt.Fuji」だけだ・・・。(どこに行っちゃったの?)まぁ聴きくらべてみても、良いのでは?Michael Phililp Mossman(tp)、Kenny Garrett(as)、Ralph Bowen(ts)、Harry Pickens(p)、Kenny Davis(b)、Ralph Peterson(ds)こんなメンツでした。今聴いても、いい曲だなぁ。
- ミディアムテンポのボサ風リズムに乗せた美しいメロディーが印象的。ライアンの音色が素晴らしい。大きなメロディー唄いきる事の大切さを感じさせられます。
- 一転、超高速変形マイナーブルース。あのドン・グロルニク「Nothing Personal」のパクリですが・・・。怒濤のアドリブライン。こんなに音数多いと、命削っちゃうよ・・・。僕なら4小節で力尽きるな。メンバー一丸となっての好演。凄すぎます。
- ソプラノ吹いています。ECMかエンヤレーベル?と勘違いしそうな、美しいバラードです。お父さんのDonald T.Evansに捧げています。
- ふるーい映画音楽だそうです。ライナー読むと「マイルスの”いつか王子様が”みたいな事を演りたかったんだ。」と言うオーエン。んが、コレは、かなりカッコイイ。ワルツと4ビートのバンプっていう良く使う手なんですが。
- またもや、ECM系サウンド炸裂。この人って、こういう事も好きなんで、好感もてます。やっぱりソプラノなんですけど。キワモノ楽器なんでしょうか?こういう、上行フレーズ下行フレーズのハモりって何て云うんだっけ?
- 表題曲。正統派新主流ハードバップ。テーマが笑う。ただのブルーノートスケールを、ひたすら演っているだけの、おバカさん達。それなのに、こんなに凄いことが出来ちゃうんでっす!オリン・エヴァンスが良い味出しています。破綻寸前寸止め状態。スリリングで熱い!
- Boy For Sale
- Who Will Buy
- Elevation
- For You
- Thru Traffic
- For D.E.
- In The Good Old Summertime
- Gordon
- Keep The Change
- Ralph Bowen(ts,ss)
- Ryan Kisor(tp)
- Orrin Evans(p)
- Reuben Rogers(b)
- Gregory Hutchinson(ds)
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