After Hours/Tom Brigandi And The Late Night New York Band

ミュージシャンのAfter Hoursって事です。店が終わって、ビール片手にジャムりますか?みたいな。


Cover

今作から正式にThe Late Night New York Bandって、クレジットになっていますね。深夜のジャムセッション的なリラックス感が、漂います。決して、乱痴気騒ぎではありません・・・。バップですよ!

西海岸出身の若手ベーシスト、トム・ブリガンディの2枚目になるリーダー作。骨太って感じでは無いんですが、洗練されたベースを弾きますね。クールです。が、リーダーなんだから、もうちょっと頑張って欲しかった・・・。

  1. ザヴィヌルの曲です。キャノンボール(as)で有名でしょう。ファンキージャズです。ブルースなんですが、マグナレリは相変わらず変なラインを追求しますな。ウディ・ショウみたい。このアルバム通して、アレキサンダーに、やっぱり耳がいってしまいます。巧い。
  2. またもや、ザヴィヌル。ウェザー・リポートの名曲。とは云っても、僕はステップス・アヘッドの演奏の方が、印象強く残っています。「Smokin' in the Pit」ね。やっぱ、ブレッカーっすよ!しかし、若いのに、こういう曲もちゃんと聴いているんですね。好印象です・・・。(オヤジかな。)
  3. マグナレリのワンホーンでのカルテット。リーダーの意地を見せてくれます。抑えたホーン&リズムのイントロから、ブリガンディがメロディーをとります。スタンダードだけに、非常にリラックスした演奏です。
  4. 今度はアレキサンダーが、バラードを唄います。細やかなフレージングです。泣けます。
  5. このアレンジいいなあ。ピアノソロの入りの辺り、最高。むしろ、このまま、突き進んで欲しかったぞ。そういえば、トリオの演奏が無いなぁ・・・。このピアノいい感じなのに。と思っていると、しまった!アレキサンダーです。長尺ソロを怒濤のごとくとっております。参りました。
  6. エヴァンスのコレを取り上げるなんて、なかなかやるなぁ。トム・ハレル(tp)が絶好調の名盤「We Will Meet Again」を聴くべし。
  7. またもや、アレキサンダーのバラードプレイ。油乗ってますね〜。でもね、もっと、濃いめが好きなんですが・・・。ちょっと、都会的すぎます。土臭く、どろどろでも、いいんぢゃないかなぁ。
  8. やっと最後の最後で、オリジナルです。ブルースなんですけどね・・・。まあ、After Hoursってコンセプトなんで許します。アレキサンダー、ワンホーン・カルテットでの演奏。普段からライヴを重ねている旧知のメンバーだけに、息もぴったり!素晴らしい。ん?ブルースに始まりブルースで終わる。ですな・・・。
  1. One for Newk
  2. Young and Fine
  3. Candy
  4. I Fall in Love Too Easily
  5. Falling in Love with Love
  6. Five
  7. Too Young to Go Steady
  8. Sharkey
  • Tom Brigandi(b)
  • Eric Alexander(ts)
  • Joe Magnarelli(tp)
  • Dino Losito(p)
  • Danny D'Imperio(ds)
  • 2002.
2004年05月12日 (水) at 14:43



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