The Body Acoustic/David Chesky
すごく、マニアックです。デヴィット・チェスキー(p)率いる「ボディ・アコースティック」というバンドです。

ドラムレスで、全編ミュート・トランペットのランディと、こっちも、全編バス・クラリネットのミンツァーというフロント。って、メンツを見ただけで、かなりの妖しさが、プンプンと漂ってきます。この、デヴィット・チェスキーという人は、1989年に、自己の「チェスキーレーベル 」を立ち上げて、マッコイ・タイナー、トム・ハレル、フィル・ウッズ、クラーク・テリー、パキート・デリビエラなんかのレコーディングをプロデュースしてきた強者だったりします。オーディオマニアなら、即買いの、自然な空間の音を捕まえた「高音質レコーディング」で、名を馳せたレーベル。それだけに、自分の想いを、思いっ切り語り尽くそうという、全くもって超個人的趣味を、具現化しちゃっています。ここまで、音楽を自由に出来るという環境は、自己レーベルを持つしか、道は無いのかもね・・・。と、ちょっと、哀しくなっちゃったりしますが。
ドラムレスといいつつ、コンガのリズムが効いている、ラテンジャズなんです。ここら辺が、スゴイ。ジョヴァンニ・ヒダルゴ(cong)とアンディ・ゴンザレス(b)の織りなす、祈りににも似たビートが、聴く者の脳を、トランスさせちゃいます。曲は、全てニューヨークに起因したモノで、その混沌と音像のコントラストが、深みを増します。マンハッタン52丁目から、ハーレム、ウェストサイドからブロンクス・・・。まるで、人種のるつぼと呼ばれるニューヨークに迷い込んだような感覚に、囚われてしまいます。
時に、複雑なメロディーが絡み合い、時にはアッパーストラクチャーな、キレのあるコード感にと、色彩に富んだ、こんな音世界に、快感を覚える”ガイキチ”ジャズファンも多いのでは?是非、継続したグループとしての、録音を望みます。
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- Bob Mintzer(bcl)
- Randy Brecker(tp)
- David Chesky(p)
- Andy Gonzalez(b)
- Giovanni Hidalgo(cong)
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