Cream Of The Crescent/Herlin Riley

ウィントン一派の要注意ドラマーであるハーリン・ライリーの新譜です。1999年の「Watch What You're Doing 」以来となる、久々のリーダーアルバムで、ウィントン親分もゲスト参加。


CREAM OF THE CRESCENTimage

ワイクリフ・ゴードン(tb) ビクター・ゴーインズ(sax) 等というウィントン系列では、お馴染みさん達のコンボとなっております。といっても、親分の影響力は、それほどでもなく、全曲オリジナルで、コンテンポラリーなリズムから、伝統的なジャズまで、幅広い音楽に意欲的なものを感じます。編成もワンホーンから、クインテット、3管アレンジモノまでと、飽きさせないアルバムです。

エリック・ルイスとビクター・ゴーインズのソプラノをフューチュァした現代的なラテンリズムの小品「Bird Life」で、小手調べって感じな短い曲。
トランペットとテナーのクィンテットの「Ti Ci Li」は、新伝承派的な4ビート。3拍割のリズムリフが印象的。ウィントンがテーマリフを粛々と拡張していき、ビクター・ゴーインズが、寸止めなソロ。レジナルド・ヴィール(b) が辛抱たまらん状態です。
「Need Ja Help」は、レジナルド・ヴィールのベースイントロから、ワイクリフ・ゴードン(tb) をフューチュァして伝統的なニューオリンズ風哀愁ムード一杯な曲です。このトロンボーンのミュートプレイは、トランペットと聞き間違う人もいるかもね。職人芸の域?
表題曲「Cream Of The Crescent」は、ビクター・ゴーインズのソプラノをフューチュァした6/8のアップテンポな曲。可もなく不可もなく。
唯一のワイクリフ・ゴードンのオリジナル「To Those We Love So Dearly」は、トロンボーンが、甘〜いバラードです。バスクラのバッキングが哀愁を帯びています。それにしても、ゴードンは凄いスタミナです。口の筋肉に触ってみたい・・・。
「Profit Stop」は、トランペットとクラのテーマが、カワイイ。ウィントンの「イン」なソロは、全く「恐れ入りました・・・」って感じです。
ライリーのタンバリンも効果的な「Trouble In Treme」は、本人曰くレゲエを混ぜたリズムらしいぞ。そう言われれば、そうかな?くらいで。ベースラインがカッコイイ。
アフロキューバンな「Dancing With Desire」では、エリック・ルイスが変になっちゃっています。相変わらず、自由人ですね・・・。
最後の「Trombone Joe」は、やっぱりニューオリンズジャズでキメ!3管で陽気なジャズバンドです。ビクター・ゴーインズのクラが最高。ここでも、エリック・ルイスが、おもしろ君だったり・・・。
  1. Bird Life
  2. Ti Ci Li
  3. Need Ja Help
  4. Cream Of The Crescent
  5. To Those We Love So Dearly
  6. Profit Stop
  7. Trouble In Treme
  8. Dancing With Desire
  9. Trombone Joe
  • Herlin Riley(ds)
  • Wycliffe Gordon(tb)
  • Wynton Marsalis(tp)
  • Victor Goines(ts,ss,cl)
  • Eric Lewis(p)
  • Reginald Veal(b)

写真クリックでAmazonで購入!

2005年10月28日 (金) at 14:39



1年前の同日エントリ 2年前の同日エントリ 3年前の同日エントリ 4年前の同日エントリ 5年前の同日エントリ 6年前の同日エントリ