Cream Of The Crescent/Herlin Riley

ワイクリフ・ゴードン(tb) ビクター・ゴーインズ(sax) 等というウィントン系列では、お馴染みさん達のコンボとなっております。といっても、親分の影響力は、それほどでもなく、全曲オリジナルで、コンテンポラリーなリズムから、伝統的なジャズまで、幅広い音楽に意欲的なものを感じます。編成もワンホーンから、クインテット、3管アレンジモノまでと、飽きさせないアルバムです。
エリック・ルイスとビクター・ゴーインズのソプラノをフューチュァした現代的なラテンリズムの小品「Bird Life」で、小手調べって感じな短い曲。
トランペットとテナーのクィンテットの「Ti Ci Li」は、新伝承派的な4ビート。3拍割のリズムリフが印象的。ウィントンがテーマリフを粛々と拡張していき、ビクター・ゴーインズが、寸止めなソロ。レジナルド・ヴィール(b) が辛抱たまらん状態です。
「Need Ja Help」は、レジナルド・ヴィールのベースイントロから、ワイクリフ・ゴードン(tb) をフューチュァして伝統的なニューオリンズ風哀愁ムード一杯な曲です。このトロンボーンのミュートプレイは、トランペットと聞き間違う人もいるかもね。職人芸の域?
表題曲「Cream Of The Crescent」は、ビクター・ゴーインズのソプラノをフューチュァした6/8のアップテンポな曲。可もなく不可もなく。
唯一のワイクリフ・ゴードンのオリジナル「To Those We Love So Dearly」は、トロンボーンが、甘〜いバラードです。バスクラのバッキングが哀愁を帯びています。それにしても、ゴードンは凄いスタミナです。口の筋肉に触ってみたい・・・。
「Profit Stop」は、トランペットとクラのテーマが、カワイイ。ウィントンの「イン」なソロは、全く「恐れ入りました・・・」って感じです。
ライリーのタンバリンも効果的な「Trouble In Treme」は、本人曰くレゲエを混ぜたリズムらしいぞ。そう言われれば、そうかな?くらいで。ベースラインがカッコイイ。
アフロキューバンな「Dancing With Desire」では、エリック・ルイスが変になっちゃっています。相変わらず、自由人ですね・・・。
最後の「Trombone Joe」は、やっぱりニューオリンズジャズでキメ!3管で陽気なジャズバンドです。ビクター・ゴーインズのクラが最高。ここでも、エリック・ルイスが、おもしろ君だったり・・・。
- Bird Life
- Ti Ci Li
- Need Ja Help
- Cream Of The Crescent
- To Those We Love So Dearly
- Profit Stop
- Trouble In Treme
- Dancing With Desire
- Trombone Joe
- Herlin Riley(ds)
- Wycliffe Gordon(tb)
- Wynton Marsalis(tp)
- Victor Goines(ts,ss,cl)
- Eric Lewis(p)
- Reginald Veal(b)
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