Eternal Journey/Sean Jones
超新星ショーン・ジョーンズのデビュー作。これから、どう化けるか期待って所です。

リンカーンセンタージャズオーケストラにも参加している実力者です。すでに、2枚目のアルバムもリリースしております。バンド、音楽性としての出来は、2枚目の方が良いと思います。ま、これだけ大物に囲まれちゃったリーダーアルバムってのは、ちょっとやりすぎじゃないか?と思うわけで・・・。若手育成ラルフバンドとして聴いた方が正解かも・・・です。
かば日記で発掘された(笑)ジョーンズ君なんですが、音が、ちょっと細い感じがします。某ジャズ研で聴かせたら「変な音〜」だって。録音のせいかもしれないんですがね。この体格なのだから、もっと重量感のある楽器を使うと、イメージも違うんじゃないかな?フレディ・ハバードというより、ウディ・ショウに近いプレイスタイルで、最近の若手は、面白い!と思わせるのは確かな訳で・・・。
「Gullyism」は、女性サックスプレイヤーのティアのオリジナルで、ストレートなハードバップ。ラルフが暴れております。オイオイ!主張しすぎです。うるさいよ!
表題曲の「Eternal Journey」もティアさんのオリジナル。フルートとフリューゲルで、メロウなバラードを奏でます。フルートのオブリがオリバー・ネルソンのパターンズフォージャズみたいなフレーズで笑っちゃいます。フリューゲルの音色は良いぞ。唄い方も堂に入っている。間の取り方に、大型新人の風格が漂います。
「John」はジョーンズ君のオリジナルのワルツバラード。凄い歌心です。
トリッキーなファンクビートの「The Serpent」もジョーンズ君のオリジナルです。オーリン・エバンスが、いいぞー。もっと、やれー!
なんだよ、休憩です。スタンダードの「You Are My Everything」を、いなたいミディアムテンポで。ワンホーンで、何の変哲もなく通り過ぎるのでありました。
「God Bless the Child」はマルグリューとのデュオです。ハーマンの鳴らし方も、判っているねぇ、君。このバラードを一曲吹ききるスタミナには脱帽です。
ラルフの千手観音ドラミングが炸裂する光速オリジナル「At the Last Minute」で、一気に混沌の音世界に、どっぷりと浸かります。
哀愁漂うラテンビートのオリジナル「Searching」では、オーリン・エバンスが面白い。こういうサウンドって、昔のハル・ギャルパーを思い出してしまうオッサンです。軽ーくマッコイ風味。
「Over the Rainbow」のアレンジは良いぞ。ジョーンズ君の手による編曲。
「95 South」はスムースジャズ風な臭い曲。この人、こっち系の方が向いているかも?って思ったりして。ミュートプレイだしね。
「The Very Thought of You」は、再びマルグリューとのデュオです。フリューゲルの音色は素晴らしい。そして、この唄心は、とても20代とは思えない。アメリカって凄いなぁ。(うそ)
- Gullyism
- Eternal Journey
- John
- The Serpent
- You Are My Everything
- God Bless the Child
- At the Last Minute
- Searching
- Over the Rainbow
- 95 South
- The Very Thought of You
- Sean Jones(tp,flh)
- Tina Fuller(sax,fl)
- Orrin Evans(p)
- Mulgrew Miller(p)5,6,9,11
- Charles Fambrough(b)
- Ralph Peterson(ds)
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