Dark Street/Eliot Zigmund
ビル・エバンス(p)トリオで活躍したドラマーのエリオット・ジグムンドがリーダーのピアノトリオ。

ピアノのデビッド・バークマンはスコット・ウェンホルト(tp)やウディ・ハーマン・オーケストラなどで活躍している名手。それに加えて、ベース職人マイク・リッチモンドという無敵状態トリオの名盤です。
表題曲はミドルテンポのジグムンドのオリジナル。流れるような、すっきりとした4ビートながら、リッチモンドの独特なベースラインが、うねっています。バークマンとの相性も抜群です。
「Gradually I Inserted Myself into the Conversation」は、複雑なリズムアタックを軸にしたバークマンのオリジナル。元来モード系スタイルのバークマンが素晴らしい。
「Fragment」もバークマンのオリジナルですが、一転ECM系のバラード。ジグムンドが消化不良気味?
エバンスの「Blue in Green」ですが、固いタッチのバークマンに絡みつくようなリッチモンドの有機的なベースの音の対比が面白い。
へんてこりんなベースラインでストップアンドゴーも効果的な「Fairy Tale」も、バークマンのオリジナル。トランスミュージックの元祖か?(笑)
ジグムンドのオリジナル「Brooklyn Song」もECM系で迫ってきます。
「Time Is Just」は、アップテンポストレートアヘッドな4ビート。バークマンのオリジナル。ジグムンドは、こういう方が活き活きしますな。快演です。
「When You Wish upon a Star」は、メロディーを大切にしたアレンジで、ロマンティックな演奏です。リッチモンドのベースが、太くていいぞぉ。
このアルバムのクライマックス「Werner the Other」は、バークマンのオリジナル。ポップな幕開けからフリー状態に突入し、ビックリしていると仕切り直し。このメロディーがキューになっているんですね。高速4ビートでバークマンのソロです。うー、シビレル。リッチモンドのソロのバックでも、低い方で、なんか演っています。リッチモンドの職人芸炸裂で昇天。
「Brooklyn Song」の別テイク。
ピアノのデビッド・バークマンとマイク・リッチモンドのベースに耳が奪われてしまいました・・・。エリオット・ジグムンドのプレイスタイルは、ちょっと浮いてしまった感じ。世代の違いとも云うべきか?
- Dark Street
- Gradually I Inserted Myself into the Conversation
- Fragment
- Blue in Green
- Fairy Tale
- Brooklyn Song
- Time Is Just
- When You Wish upon a Star
- Werner the Other
- Brooklyn Song (Reprise)
- Eliot Zigmund(ds)
- David Berkman(p)
- Mike Richmond(b)
- Rec.Dec.15.1993.
- Free Lance
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