Acoustic Mop/Bertrand Renaudin
フランスのベテランドラマー、ベルトラン・ルノーダン(ds)の1997年のヒット作。元気の良いヨーロッパジャズトリオです。
イヴ・ルッソー(b)、エルベ・セラン(p)を従えてのピアノトリオです。3曲は組曲形式で、MP3で聴くと、プツっと切れてしまって興醒めだったりします。インプロビゼイション部分や曲調が変わる所でトラックを分けておるんですが、あまり、意味は無いんじゃないかなと思います。
バップ、あるいは、4ビート、ジャズという音楽そのものに拘らない、自由さが良いですね。ヨーロッパ気質が溢れる名演です。
華やかなオープニングの「85/97」です。6/8拍子でグイグイ引っ張って軽快な4ビートに突入する「thème 1」で、完全に彼らの術中に、はまります。牧歌的な歌謡曲風メロディーの「trad 2 lapp joik」から「improvisation 3」の盛り上がりは凄い!エルベ・セランの破壊力に、びっくりしました。脳漿が鼻から流れ出ます。またもや、ゆったりとした哀愁ただよう旋律の「thème 4」ですが、ベルトラン・ルノーダンは暴れまくっています。浮遊するメロディーから冒頭のベースラインが浮かび上がり、「thèmes de fin」で、さっくりと終わります。
「Chanson Pour Padaphne」は、キャッチーなテーマです。こういうポップさの中に、猛毒が隠されているので、気を付けましょう。
「Preanblme」は、だまし絵的な変拍子の「thème 1」から、ベルトラン・ルノーダンのソロパート「improvisation 2」に突入。非常にメカニカルなフレーズです。チックに近い感じです。ベースにスポットライトを当てる「thème 3」は、まさにECM風味です。
エルベ・セランのフリーソロから、スパニッシュな5拍子の「M.O.P.Pour S.R.」で、嫌が応にも炸裂するベルトラン・ルノーダンは流石です。「thème 2」のエルベ・セランがマッコイっぽくてステキ。
30秒足らずの「Usage Modèrè」・・・。ブヮハハッ!
「Berceuse D'Emeline」は、ロマンティックなピアノソロの小品。
またもや、5拍子の「Ubiqitè」です。ジプシー民族音楽っぽい。ベルトラン・ルノーダンのブラシワークが見事。
一転、明るい雰囲気の「Goga」です。6/8拍子の旋律は、哀愁を帯びながらも、ポップな雰囲気。ながら、途中に「ガァーン!」と、よく判らないコードを、一発お見舞いしてくれます。転調後の寂しげなメロディーも良いぞ。
- 85/97
- 1.thème 1
- 2.trad 2 lapp joik
- 3.improvisation 3
- 4.thème 4
- 5.thèmes de fin
- 6.Chanson Pour Padaphne
- Preanblme
- 7.thème1
- 8.improvisation 2
- 9.thème 3
- M.O.P.Pour S.R.
- 10.thème 1
- 11.thème 2
- 12.Usage Modèrè
- 13.Berceuse D'Emeline
- 14.Ubiqitè
- 15.Goga
- Bertrand Renaudin(ds)
- Yves Rousseau(b)
- Herve Sellin(p)
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