Ethnomusicology,Vol.4 Live in Atlanta/Russell Gunn

この「Ethnomusicology」シリーズも4作目。新譜は、熱〜いライヴ盤。電気トランペットが、吠える!


Ethnomusicology, Vol. 4: Live in Atlantaimage

「High Note」レーベルでは、ストレートアヘッドなジャズ路線を展開しつつも、「Hip-hop」な、このシリーズもコンスタントにリリースしてきますね。ラップやターンテーブルを取り入れながらも、世のスムースジャズとは一線を画し、ジャズ的な毒のあるゴツゴツとした音作りに、共感を覚えます。

おしゃべりの後、おもむろに始まる「Blue in Green」は、ルバートでテーマを演って、テンポアップ。ターンテーブルの入るセンスもいい。ロッキー・ブライアントのファンクビートのソロで盛り上がりラッセル・ガン兄貴が、機関砲のような粒立ちのよいアドリブを披露します。フェイザーの効いた音色です。いやぁ、ビックリする位、フレージングが長い。
間髪おかずに、3連ノリのブルース。ペダル・ワウです。若かりし頃、これが、上手いこと使えずに会計士(補)に、あげちゃった・・・。カッチョイイ。ソロに入ると一発になっちゃう。なんか、マイルスのジャンピエールみたいです。カール・バーネットのブルースギターもシブイ。
スタンダード「Summertime」は、すっかり、怪しげな「Hip-hop」に変身しております。高速16ビートで突き進んだ後、何故か、ニック・ロルフのソロピアノになっちゃった。なんか、よく判らんが、盛り上がっているぞ。
「Lyne's Joint」は「Ethnomusicology Vol. 2」に、収録されているポップなメロディーが、可愛い作品。オリジナルよりも、ちょっと早めのテンポで、ザクザク行く感じ。ラッセル・ガンのソロは、やはり秀逸。そして、8分近い曲を、吹ききるスタミナは、どうよ。化けモン・・・。
「Shiva the Destroyer」は、D.J.Gunn Fu (笑)のアナウンスの後、5分もノイズ系空間が続いて、近藤俊則かよ!とツッコミを入れようかと思っていると、破壊神シバらしく、轟音トランスミュージックが始まりました。会場でヘッドバンキングしてる兄ちゃん達が、目に浮かぶようです。
  1. Sam Yi (Spoken Intro)
  2. Blue in Green
  3. More Sybil's Blues
  4. Summertime
  5. Lyne's Joint
  6. Shiva the Destroyer
  • Russell Gunn(tp,flh)
  • Carl Burnett(g)
  • Nick Rolfe(p,key)
  • Carlos Henderson(b)
  • Rocky Bryant(ds)
  • D.J.Neil Armstrong(turntables)
  • Rec.Mar.26,27.2004.
  • Justin Time

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2006年01月14日 (土) at 16:39



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