Palindrome 6tet/Lars Duppler
ケルン出身のピアニスト Lars Duppler によるセクステット。ドイツ魂です。無骨な ECM系といった雰囲気です。
全然、知らない若手達ですが、面白いねぇ。とにかく、楽器が上手い!叙情的な雰囲気いっぱいなのに、炸裂系という、訳分からない1枚。独自の音楽を生み出そうという気合いが、感じられます。一口でヨーロッパサウンドと括れない所が、すごいですね。
「Booker」は、まさに絵巻のような、ストーリー性を持った曲。ピアノトリオでアップテンポな4ビートのイントロダクションから、ふいに聴こえてくる浮遊感のある3管アンサンブルにドキッとします。スロウなラテンと4ビートと、展開されるインプロビゼイションの壮大さには、ビビリました。
「Squares」は、なんとなくキースっぽい。透明感のあるメロディーが、テナー、クラ、フリューゲルという編成で、美しいアンサンブルで奏でられます。意識的に、バップ色が、排除されていて内省的な雰囲気。
エレピで始まる16ビートの「Douglas 64 Part I」ドラムンベース?ファンクです。ステファン・メインバーグのトランペットの咆吼が、バカげていて面白い。つかちんを思い出しました(笑)。ドラムソロの人力ループは笑った。
「Part II」では、6/8ブルースで正統派バップに突入。かと、思うとテナーの内省的なフレーズは、ヨーロッパを感じさせますね。
「Part III」は、バラード。ひたすら透明感溢れるピアノの音色は、素晴らしい。ホーンアンサンブルも見事。
「Forfait」は、モード手法ながら、スリリングなアレンジ。ホーンとピアノソロの対比が、良い味出しています。メカニカルなフレーズを随所に繰り出し、盛り上がるピアノソロが、カッコイイぞ。
「Prelude」は、ECMド真ん中。ソロテナーのフリーインプロビゼイション後のピアノデュオが、非常に良かったりします。30秒の無音の後、不思議なファンクが最後の1分間入っています。・・・謎。
- Booker
- Squares
- Douglas 64 Part I
- Douglas 64 Part II
- Douglas 64 Part III
- Forfait
- Prelude
- Lars Duppler(p)
- Stephan Meinberg(tp,flh)
- Frank Sackenheim(as,cl)
- Niels Klein(ts,bcl)
- Dietmar Fuhr(b)
- Marcus Rieck(ds)
- Rec.Mar.1,2.2003.
- Jazzhead
写真クリックでAmazonで詳細をみる