Seven's & Eight's/Nostalgia 77 Octet

クラブ系ギタリストのベン・ラムデン率いる「ノスタルジア 77」です。U.K.ジャズの殿堂「ジャズ・カフェ」でのライヴ録音。人力クラブミュージック集団で、基本的には、ジャズファンクなのですが、サン・ラのカバーを演っていたり、ソロスペースも充分に取られていて、聴き応えは充分。


Seven's Eight's

最近、ヨーロッパのモノを、よく聴いている感じなんですが、いわゆるヨーロッパ的な、北欧スカンジナビアジャズとフランス系、ちょっと元気なイタリア系とも、一線を画す硬質な伝統を持つ U.K.Jazz シーンにあって、クラブミュージックを、主軸に置くグループという特殊性が、面白いですね。時折見せるフリーキーなサウンドには、Don Rendell & Ian Carrが、バックグラウンドに横たわっている感じがして、伝統の重みを感じてしまいます。。

トラック7〜26曲は無音で、27曲目でボーナストラックが始まります。なんだよ・・・。ライヴの熱を冷ませって事でしょうか?

「Changes」は、4管の小難しいテーマが、カッコイイ曲。トム・アランが、ドナルド・バードっぽかったりします。もう少し垢抜けるといいかなぁ。
静と動の混沌が見事な「The Hunger」は、重量級スローファンク。スピリチャル・ジャズファンクといった趣も漂います。フリー状態から、浮かび上がる Trevor Mire の電気トロンボーンが、すごい。
「Down Another Road」は英国ジャズ界の先駆者のグラハム・コリアーの曲。同名アルバム「Down Another Road」は、あまりにも有名。そんな曲を16ビートで、ギターのカッティングも軽く、サラリと演ってのけてしまう。やはり、トロンボーンの Trevor Mire のソロが白眉。超絶技巧の持ち主です。
「Green Blades Of Grass」のレア・グルーブは、ブレイク・ビーツ・シーンでも、持てはやされそうですな。
「Freedom」は、ストレートにファンク!やっぱり、生楽器が良いなぁと、思ってしまいます。打ち込みで簡単にできるような曲なんですけどね。トロンボーンとテナーのバトルが、スリリングです。
ラテンリズムを強調した「Watusa」は、スピリチャルジャズの教祖様的な存在のサン・ラの曲。ひたすら、ユニゾンで、盛り上がるトランスミュージックの原点。彼らは、宇宙観を表現しようなどとは、思ってはいないのだろうけれども、こう云うところに、根っこを持っているミュージシャンって、共感を覚えます。テナーのマーク・ハンスリップのソロの盛り上がりが、異常なくらい・・・。
ボーナストラックの「The Hope Suite」は、スタジオ録音。ラテンパーカッションとバリサクが入って、ダンサブルな小品。というより、本編並みに本気な、3曲組曲形式の18分間だったりします。
  1. Changes
  2. The Hunger
  3. Down Another Road
  4. Green Blades Of Grass
  5. Freedom
  6. Watusa
  7. The Hope Suite [bonus track]
  • Tom Allan(tp)
  • Trevor Mires(tb)
  • Jonny Spall(as)
  • Mark Hanslip(ts)
  • Benedic Lamdin(g)
  • Ross Stanley(p)
  • Riann Vosloo(b)
  • Graham Fox(ds)
  • 2005
  • Tru Thoughts

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2006年01月27日 (金) at 16:56



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