Jukka Eskola/Jukka Eskola

「ファイブ・コーナーズ・クインテット」は、テナーのイーロ・コイヴィストイネンが参加している、昨今のクラブD.J.御用達バンド。北欧クラブジャズシーンで、最も注目されているバンドといっても、良いでしょう。
そんな、活躍を見せているエスコラのソロアルバムなんですが、思った以上にジャズ寄りなサウンドです。昔の CTI レーベルに近いサウンドですね。そのせいか、フレディ・ハバードの影響も強く印象に残ります。そして、思いの外、クロかったりします。歳に似合わず、70年代あたりのファンクやポップスも、好きなんだなぁと、匂ってくるところも、あって興味深い内容です。
正統派ジャズメンとしては、先日来日したラーシュ・ヤンソン(ドルフィーでのライヴは超満員だったらしい。聴きに行きたかった・・・。)や、スウェーデンのビッグバンドBohuslän Big Bandなど、北欧ジャズには、印象に残るものが多いのですが、こんなにクラブミュージックシーンも「熱い」なんて、なかなか、あなどりがたしです。
ターンテーブルとPAチェック?風な「Introduction」から、ラテンフレーバーでダンサブルな曲「1974」が始まります。アナログシングル盤のみリリースで、即座にクラブD.J.大絶賛となった曲らしいです。古くさいローズの音も、シブイ。アドリブは、まさに70年代のフレディを彷彿させるプレイスタイルです。
「Kulo」は、ホレス・シルバー風?ファンキージャズ。豊かな音色のフリューゲルとフルートをかぶせて奏でる、リラックスしたメロディーライン。ロリンズ並の豪快なテナーソロを展開するティモ・レッシーもファンキーで良いぞ。
変拍子のループが、トリッキーな「Go Time」は、軽くエフェクトをかけたトランペットの音色で、疾走感があります。
「Buttercup」は、「1974」と共にシングルカットされた曲。爽やかなラテンリズムなんですが、4つ打ちのバスドラが、クラブっぽい。ベテラン、ユキス・ウオティラのローズソロは、端正でスリリングです。
「Timber Up」は、ストレートな8ビートファンク。トランペットとテナーのバトルで、ひとしきり盛り上がります。ふと顔を出すエレピのフレーズ、「Everybody Loves the Sunshine」に、いぇーい!と叫んでみましょう。これね。
マイルスを逆さまにしたのね・・・。「Selim」は、ノイズ系の小品。
「Duudamdej」は、ラテンタッチなリズムにホーンセクションを重ねて、よりファンキーな感じに仕上がっています。
「Last Breath」は、落ち着いたミドルテンポファンク。よく分からないほどの、超ハイノートは、ほとんどノイズに近い・・・。
ボーナストラックは、「Kulo」のスタジオライヴ録音バージョン。やっぱり、ヨーロッパの人間は、楽器がウマイ!無条件に感心してしまいます。
- Introduction
- 1974
- Kulo
- Go Time
- Buttercup
- Timber Up
- Selim
- Duudamdej
- Last Breath
- Kulo (Studio Live,Take 4)(Mixed And Edited By Teddy Rok.)
- Jukka Eskola(tp,flh)
- Timo Lassy(ts,fl)
- Jukkis Uotila(Rhodes,p)
- Antti Lötjönen(b)
- Teppo Mäkynen(ds,per,key)
- Timo Hirvonen(b)8
- Rec.Aug.16〜18.2004.
- Stride
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