Immagini Visive/Guido Manusardi Trio
アナログ盤は、数万円で取引される事もあったというレアもの。

イタリア人(スウェーデンとルーマニアにも住んでいた事もある)ピアニストのグイド・マヌサルディによるトリオ。基本的には、バップ手法なんですが、なんでも出来そうな匂いがします。このアルバムでは、モード色を前面に出した欧州ジャズらしい透明感のあるサウンド。ヴァーヴ期のビル・エヴァンス的な印象が強い作品です。
ブロックコードでガシガシくるタイプながらも、右手は、よく転がります。コードワークも変幻自在で、70年代後期のモード色が出てきていて、巧い!っと唸る場面が多いんです。そんな意味では、ハル・ギャルパーっぽい技巧派な所もありますねぇ。
録音も良くて、この内容ならば、高値取引にも頷けます。現在も CD でも入手は困難な状態らしいです。
オープニングのオリジナル「Oltremera」から、モロ70年代後半の匂いがプンプンしてきますね。ジャンニ・カッツォーラのドラムソロの後、バラードプレイってのも、ヨーロッパっぽい。
「Love Dance」はピアノとベースでユニゾンで奏でるオリエンタルなムードの旋律が印象的な6/8モノです。
ブルーベックの名曲「In Your Own Sweet Way」での、コードワークは見事です。カッツォーラのブラシが、イマイチなんですが・・・。
ソロピアノで演奏されるスタンダードのバラード「Yesterdays」では、オスカー・ピーターソン風にコロコロ回るフレーズにビックリ。後半はブルージーなラグタイムで楽しい演奏です。
選曲もシブイ「Poinciana」ですが、テーマアレンジも面白い。落ち着いた雰囲気ながらも、後半に向かって、ごり押しブロックコードでの畳みかけは、盛り上がります。
6/8のオリジナル「I Crott de Ciavena」では、フリオ・ディ・カストリのソロが聴けます。よく唄うベースですね。
「What Kind of Fool Am I?」は、ロマンティックなピアノソロからトリオへと、突入する瞬間が、ゾクッときます。
「La Cort Di Asen」は、ロマンティックなオリジナルのバラードです。カストリの重心の低い安定したベースの音も白眉。
- Oltremera
- Love Dance
- In Your Own Sweet Way
- Yesterdays
- Poinciana
- I Crott de Ciavena
- What Kind of Fool Am I ?
- La Cort Di Asen
- Guido Manusardi(p)
- Furio Di Castri(b)
- Gianni Cazzola(ds)
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