Oscar Peterson Plays the Count Basie/Oscar Peterson

プレイズ○○シリーズや、ウィズ○○シリーズが、十八番なオスピーさんです。


オスカー・ピーターソン・プレイズ・カウント・ベイシー(紙ジャケット仕様)image

ちゃんと「Plays Duke Ellington」も演って、仁義は通してあります。(笑)

ベイシーなんです。以前、TVでアメリカのジャズシーンのドキュメント番組を、やっていました。その中で、若手の集まるジャムセッション中の楽屋で、ベイシーをみんなで聴いていて、意見を交わしているシーンがあって、ジャズの共通言語としてベイシーサウンドは、確立されているんだなぁ、などと思ってしまいました。エリントンも勿論のこと、ベニー・グッドマン、グレン・ミラーなどの、先達の音楽を尊重して、新しいモノを作ろうとしている姿勢に、感銘をうけました。

一方、残念ながら日本のジャムセッションでは、そんな場面は皆無です。自分たちの音楽的ルーツに対する考え方の違いが決定的で「日本人にジャズは出来ない」などと云われても仕方ないのかもしれません。

ところで、80歳を超えて、近年は車椅子の生活で、左手が不自由になってしまいましたが、右手で驚異的なプレイを繰り出すオスピーさんです。このアルバムは、30歳を過ぎたばかりの血気盛んな若手から中堅にさしかかる時代の録音です。相変わらず、切れの良いフレージングが永遠と続き、湯水のようにバップフレーズが、溢れ出てきます。

超高速「Lester Leaps In」で、超絶技巧炸裂。「どこまで早く長く弾けるか?大会」みたいです。バディ・リッチの煽りも、えげつない・・・。どうなってんの?
「Easy Does It」で、やっとベイシーっぽく。ハーブ・エリスもフレディ・グリーンばりのカッティング。アレンジも凝っていて小粋です。
「9:20 Special」も、かなり抑えた演奏で、リラックスしていてスイング感抜群です。
ハーブ・エリスがテーマを取る「Jumpin' at the Woodside」で、絡みつくオスピーが、はっきり言って、うるさいです・・・。ハーブ・エリスは、ブルースギタリストの匂いがプンプン残っているギタリストらしいソロです。バディ・リッチの的確で、正確なブラシプレイは、まさに職人芸の域に。
「Blues for Basie」は、本家の演奏に忠実です。イントロから、ベイシーのピアノをコピーして、再現しております。
定番「Broadway」ですが、ごく普通のセッション。テーマでギターが、毎回飛び出している形になっているのは何故?誰が裏切っている?
ベイシーサウンドの中では、かなり異質な魅力を放つ「Blue and Sentimental」です。美しい。短い2分弱のシブイ演奏。ピリッと小粒で小粋です。
バディ・リッチのブラシプレイが冴え渡る「Topsy」。うーん、見事です!このアルバムに、バディ・リッチを起用した真意は、ここなのかも。ベイシーバンドの強力なスイング感を出すには、必須なドラマーだったのでしょうね。
ほんとうは、卑猥な曲名らしい「One O'clock Jump」です。本当の曲名は何だったんだろう?ベイシー風に抑えたピアノです。
バディ・リッチがボンゴを叩く「Jive at Five」は、いなたいぞ。アレンジも御機嫌です。
  1. Lester Leaps In
  2. Easy Does It
  3. 9:20 Special
  4. Jumpin' at the Woodside
  5. Blues for Basie
  6. Broadway
  7. Blue and Sentimental
  8. Topsy
  9. One O'clock Jump
  10. Jive at Five
  • Oscar Peterson(p)
  • Herb Ellis(g)
  • Ray Brown(b)
  • Buddy Rich(ds)
  • Rec.Dec.27.1955.
  • Clef

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2006年05月12日 (金) at 13:19



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