Oceana/Till Brönner

当代きってのイケメントランペッターであるティル・ブレナー、2年ぶりの新作であります。


Oceanaimage

カヴァー曲を中心に構成されたロマンティックなバラード作品といった内容です。マデリン・ペルー、カーラ・ブルーニ、ルチアナ・スーザという、豪華な3人の女性ヴォーカルがゲスト参加。勿論、ティルも唄っております。国内盤は、「You Won't Forget Me」が、ボーナストラック。

ウェス・モンゴメリーのブルースナンバー「Bumpin'」は、ブルージーでアーバンな雰囲気です。
「Love Theme From Chinatown」は、’74年の「チャイナタウン」というハリウッドの映画音楽らしいのですが、観たことないんだけど・・・。アルトとトランペットの対比が、大人な感じです。
カーラ・ブルーニの唄う「In My Secret Life」も、良い雰囲気です。ティルの出番が少ないのですが、ハスキーなミュートトランペットの、ささやきには、腰砕けますね。存在感抜群です。
ジミー・ロウズの「The Peacocks」では、ラリー・ゴールディングスとの、やり取りが面白い。ちょっと、尖った印象。
マデリン・ペルーの唄で、カントリーの名曲「I'm So Lonesome I Could Cry」です。ハスキートーンで、どうやったらハイが出せるのか、不思議。私、未だに出来ません・・・。
ラリー・ゴールディングスのオリジナルで「Subrosa」です。欧州ジャズらしい透明感が美しいです。
ルチアナ・スーザを迎えて、ボサノバ「Pra dizer adeus」。このアルバムでの、3人それぞれの魅力が、良く出ていますね。珍しく、ジャズっぽいフレーズでのソロが、控えめながらも、光ります。
「It Never Entered My Mind」は、マイルスの「Workin'」の演奏を下敷きにしています。ちょっと、テンポを落として、クラシカルな雰囲気。
ティルが唄う「River Man」は、フォーク・シンガーのニック・ドレイクのもの。孤高のシンガーという雰囲気が、ぴったりです。
ラッパ一本で「Danny Boy」を、おもむろに吹き始めるティルです。ささやくような、ハスキートーンです。とろけます。
オリジナルの「A Distant Episode」は、せせらぎのような爽やかさの漂う美しい曲。彼の中音域から低音域の音色は、秀逸です。
「Tarde」もオリジナルです。不気味なコード進行なんですが、さくっと、流してしまう力量は、何でしょう?
ボーナストラックの「You Won't Forget Me」は、アコースティック色を強く出したもの。ミュートトランペットの魅力を存分に味わえます。
  1. Bumpin'
  2. Love Theme From Chinatown
  3. In My Secret Life (Vocal: Carla Bruni)
  4. The Peacocks
  5. I'm So Lonesome I Could Cry (Vocal: Madeleine Peyroux)
  6. Subrosa
  7. Pra dizer adeus (Vocal: Luciana Souza)
  8. It Never Entered My Mind
  9. River Man (Vocal: Till Bönner)
  10. Danny Boy
  11. A Distant Episode
  12. Tarde
  13. You Won't Forget Me
  • Till Brönner(tp & vocals on River man)
  • Gary Foster(as)
  • Larry Goldings(p,hammond b3,estey organ,wurlitzer)
  • Dean Parks(g)
  • David Piltch(b)
  • Jay Bellerose(ds)
  • Verve

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2006年05月14日 (日) at 11:55



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