Mr.Clean/Mitchel Forman Quintet
ジャズ、フュージョン系のピアニストなら、ファーストコールであろう実力者ミッチェル・フォアマンの地元L.A.の老舗ライヴハウス「Baked Potato」での’98年ライヴ録音。

手持ちの音源を探してみても、ジョンスコの「Blue Matter」、ジョン・マクラフリン・マハビシュヌの「Adventures In Radio Land」その流れでビル・エヴァンス(sax)「The Gambler」、ウェイン・ショーターの「Phantom Navigator」、ブライアン・ブロンバーグ「The Acoustic Project」、バートンの「Gary Burton Reunion」、パトリック・ウィリアムス・ビッグバンドの「Sinatraland」、マリエンサルの「Round Trip」とゾロゾロ出てくるんだな。他にも、ブレッカー、メセニー、などと多くの作品に参加している超売れっ子なのですが、スタジオミュージシャンとしての活動が主で、やっぱり寡作なのが残念です。
僕のお気に入りで、マイケル・ブレッカー、アースキン、マーク・ジョンソンの参加しているリーダー作「Train Of thought」は、現在、国内では入手困難らしいです。見つけたら即買いです。
メロディアスで、ポップなサウンドが大好きなんですが、その完成度の高さは、スバラシイものがあります。途中で拍手が聞こえてくるまで、ライヴだと気づきませんでした。そんな、完璧主義的な資質の影響もあってか、リーダーアルバムの制作数が少ないんでしょうかね。
「Gorgeous」です。何が「ゴージャス」なのかは、謎なんですが、ロマンティックな2管のメロディーが印象的な曲です。多くのミュージシャンに、カバーされているのにも納得です。アコースティックな雰囲気に、薄くシンセを、かぶせる位のオシャレさも、ニクイ。
「Patience」です。コレも、何故、「忍耐」なのかは、謎です。ブランダン・ フィールズとウォルト・フラワーで、ひたすら一発のバトルで、静かな盛り上がりをみせます。
前曲からメドレーで、ハンコックの「Spank-A-Lee」に突入。一転、重量級ファンクですね。おお、懐かしいエレピの音色。ブレッカーズを彷彿とさせます。で、またフィールズとフラワーのバトルな訳ですが、フィールズに軍配か。フラワーの音色が、イマイチだし、リズムの乗りが、ちょっとツッコミすぎかな?
表題曲のウェルドン・アーヴィンの「Mr.Clean」は、フレディー・ハバードの愛想曲でもあります。いなたいジャズファンクなのです。フィールズの切れの良いフレージングは、見事ですねぇ。造り込まれたアレンジながらも、ジャズ的なインタープレイの応酬が盛りだくさんで、燃えます。
「Origin」です。何の「起源」なのか、考えるのは、もうやめます。デイブ・カーペンターのベースソロから、フロント陣のメロディアスなテーマ。そして、超絶技巧なベースソロ。このアルバムのハイライトとも言えるでしょう。3月にハーヴィー・メイソン・トリオで来日していたのだった。見逃した・・・。
メドレーで「Bien Cuit」に続きます。2分足らずのエンディングバラードの小品。ドラマティックなアンサンブルです。
- Gorgeous
- Patience
- Spank-A-Lee
- Mr.Clean
- Origin
- Bien Cuit
- Mitchel Forman(key)
- Brandon Fields(ts)
- Walt Fowler(tp,flh)
- Dave Carpenter(b)
- Joe Taylor(ds)
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