What Happens?/Art Farmer-Phil Woods Together
欧州に活動の道を模索していたアート・ファーマーが、パリに移住していたフィル・ウッズと組んだ作品。
フィル・ウッズ(as)、アンリ・テキシエ(b)、ダニエル・ユメール(ds)で、ヨーロピアン・リズムマシーンを録音する前に、「オレにも演らせろ」って、ファーマーが乗っかったんだろうなぁ。3時間で録音したというだけあって、粗い部分が残っています。なんか、そんな所も、生々しさが感じられて、可笑しい所。主導権は、ウッズが握っているように思われます。とにかく、絶好調の御大です。
中古屋では桁違いの値段が付いていた幻の名盤だったそうです。ま、デジタル世代には、関係ないですけどね。バンドとしては、イマイチまとまりに欠ける感もあって、高額取引には、疑問なんですが。
ミッシェル・ルグランの「Watch What Happens」ですが、「せぇ〜の!」で録った感が、出ていますね。ユメールのベースソロにベースラインでウッズが絡んできて、バースに突入するわけですが、危うく崩壊しそうになっていたり・・・。熱いっ!
ビリー・ストレイホーンの「Chelsea Bridge」は、言わずもがなのエリントンバラードナンバー。ウッズのクァルテットでの演奏です。ウォームな音色で、歌い上げています。
超高速「Blue Bossa」のリズム隊がスバラシイ。ともすれば、走りがちになるテンポですが、よく抑えています。ユメールが、非常に冷静ですね。
ジジ・グライスのブルースナンバー「Blue Lights」です。とりあえず、ブルースも演っておこうってな感じで、リラックスした演奏ですな。畳みかけるようなバップフレーズのウッズと、抑制されたファーマーの対比が、面白いです。
今度はファーマーのワンホーンで、バラードの「The Day After」です。ファーマーの解釈は、独特で面白いです。哀愁漂う逸品。
屋根の上のバイオリン弾きからの「Sunrise Sunset」は、アップテンポで、ファーマーのテーマにウッズが絡む様がスリリングです。マーシャル・ソラールのソロが、奥深いヨーロピアンテイストを漂わせていて、とても良いです。
- Watch What Happens
- Chelsea Bridge
- Blue Bossa
- Blue Lights
- The Day After
- Sunrise Sunset
- Art Farmer(flh)
- Phil Woods(as)
- Martial Solal(p)
- Henry Textier(b)
- Danniel Humair(ds)
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