The Cat/Jimmy Smith
アマゾンのセールに見事に、つられて、このあたりを、ごっそりと。去年、死んじゃったしね・・・。

ビッグバンドなオルガンジャズであります。ジャズメンを呼称するスラングが「キャッツ」だったりします。な、わけで、ゴキゲンなブルースフィーリングとアレンジが、やっぱり楽しいクロネコ盤です。
アレンジと指揮は、泣く子も黙る映画音楽界の巨匠ラロ・シフリンです。代表作は、「ミッション・インポッシブル」(シリーズ第3弾プロモーションでトム・クルーズが来日していますね。布教活動?)「危険がいっぱい」「ブリット」「ダーティー・ハリー」「燃えよドラゴン」などという、その筋の第一人者。サックス無しのラッパ6本で、フレンチホルン、チューバを用いるという、サウンドの作り方も、独特で面白いですね。
オープニングは、ルネ・クレマン監督、アラン・ドロン、ジェーンフォンダ主演の映画「
危険がいっぱい」のテーマです。ジミー翁はアラン・ドロンとマブダチだったみたいです。途中、ベルトーンでロングトーンの応酬となるアレンジは、チューバとホルンが効いていて、妙な雰囲気。6/8ブルースを、ひたすら弾きまくる御大のファンキーさが、すごい。
「危険がいっぱい」で、子猫が出てくるシーンに挿入されていたらしい。「The Cat」です。イントロのラッパは、TV 番組の SE なんかで、よく使われちゃって有名ですね。ジャズロックっぽい躍動感溢れる逸品。
鋭いブラスが効果的なアレンジの「Basin Street Blues」です。とか思っていると、ホルンのバッキングが出てきたりと、思わず唸ってしまうサウンドです。クレイジー・キャッツみたいなエンディングも、可笑しい。
エルマー・バーンスタイン作曲で、エドワード・ドミトリク監督映画「
大いなる野望」のテーマ。イントロのバストロがカッコイイ。6/8のラテンビートで、ブラスとリズムの静と咆吼の対比は、スリリングです。ハモンド B3 のアーシーなサウンドも、ぴったりです。
「Chicago Serenade」は、ケニー・バレルが大活躍。歌心溢れます。
「St.Louis Blues」は、高速にアレンジされています。躍動するラテンパーカッションに煽られて、鍵盤が足りないんじゃないか?って位の疾走感を見せる巨匠です。
その名の通りマブダチのアラン・ドロンに、ジミー翁が捧げた「ドロンのブルース」。タイムボカンシリーズじゃないよ。渋めの4ビートです。
映画「夜のブルース」のテーマで、ダイナ・ショウの唄で、有名でしょうね。ジミー翁、3連ノリで、びよょょょーっとタメてきます。巨匠の神髄発揮です。フェイドアウト間際のキレたフレージングに、のけ反ります。この後の炸裂具合が聴いてみたいのに・・・。
- Theme from "Joy House"
- The Cat
- Basin Street Blues
- Main Title from "The Carpetbaggers"
- Chicago Serenade
- St.Louis Blues
- Delon's Blues
- Blues in the Night
- (tp)Snooky Young,Ernie Royal,Jimmy Maxwell,Irwin "Marky" Markowitz,Thad Jones,Bernie Glow
- (tb)Urbie Green,Jimmy Cleveland,Billy Byers
- (btb)Tony Studd
- (frh)Bill Correa,Earl Chapin,James Buffington,Ray Alonge
- (g)Kenny Burrell
- (tuba)Don Butterfield
- (org)Jimmy Smith
- (b)George Duvivier
- (ds)Grady Tate
- (per)Phil Kraus
- (Con,arr)Lalo Schifrin
- Rec.Apr.27-29.1964.
- Verve
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