Musicream/Fried Pride

グループ6枚目で、ポップ路線に軌道変更か?ギターデュオというミニマム編成ながら、その音楽性は多岐にわたり、奥深いモノがあります。並んでいる曲を見ると、なんつっても、陽水からシャカタク、山下達郎、ジナラヴまでだもの・・・。ごった煮の混沌な世界かと思うと、根底にはジャズが流れていて、なかなか興味深いモノがあります。それでいて、やさしい気持ちにさせてくれる、いいアルバムに出会いました。やっぱり日本語がしっくりくるんだよなぁ。
そして、ヴォーカリストの個性的なヴォイスと、ギタリストの的確な演奏力。バカテクです。ジャズ研ギターの学生に「コレって、ホントに一人で演っているの?」って聞いちゃったくらいです。
デイスコの定番(昭和だなぁ)「Can't Take My Eyes Of You」の、ソウルフルなヴォイスに感動しちゃいます。日本人離れしています。ワンコードで唄いきる力量も大したもの。
陽水かよ!って、バカにする事なかれ。うらぶれた「川沿いホテル」が、モダンでジャジーに改装開店してしまいました。ま、この手は、本人も昔、演ってましたがね。ゲストの多田 誠司のフルートが、聴き所。バピッシュです(笑)。
元祖渋谷系オリジナルラヴの「接吻」ですが、10年前ツアーサポートやって、毎日のように演っていました。今となっては未熟すぎて、心苦しい思い出ですが・・・。忠実にバラードものですが、スローボサな雰囲気で和みますね。
シャカタクの「Nightbirds」も、面白いアイディアですね。ラテンアレンジで軽快に飛ばしますが、「はっ?」とするコードが挟んであって、思わず( ̄ー ̄)ニヤリ。
横田明紀男のオリジナル「Words With Wings」は、ファンクビートと4ビートの交錯する楽しい一曲。ラップもイカしてます。
同じくオリジナル「Get Down To Me」は、ギターの超絶技巧炸裂しています。アル・ディメオラ、パコ・デルシア、ジョン・マクラフリンのスーパー・ギター・トリオに入れるんじゃないかな?エキサイティングで躍動感溢れる一曲です。
山下達郎の「Midas Touch」も、ちょっとフュージョンっぽいアレンジ。これは、もっと、軽い声質の方が合いそうな曲調ですが。
ゴスペラーズの「永遠に」は、正統派スローバラード。しっかりと、自分のモノにしていますね。日本語が染み入ります。やっぱり、いいなぁ。歳なんでしょうか?
スティービー・ワンダーの「Higher Ground」は、なんとなく A.O.R っぽかったりします。ちょっと、クールでソウルフルな感じが心地よいです。
「La La Means I Love You」は、デルフォニックスのソウルナンバーというより、スイング・アウト・シスターズのイメージかな?横田明紀男のアイディアの豊富さに驚かされます。ハーモニクスを、これだけ的確に弾ききる人も珍しい。的確なテクニックを持っていますね。
- Can't Take My Eyes Of You
- リバーサイドホテル
- 接吻KISS
- Nightbirds
- Words With Wings
- Get Down To Me
- Midas Touch
- 永遠に
- Higher Ground
- La La Means I Love You
- Fried Pride
- 横田 明紀男(g)
- Shiho(vo)
- 鶴谷 智生(per)
- 多田 誠司(fl)
- Lotus Juice(rap)
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