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このカテゴリへのエントリ数: 最終更新日時: 2010-03-20 17:49 |
From the Plantation to the Penitentiary/Wynton Marsalis先行シングルの「Where Y'all At」を聴いて、楽しみにしていたアルバムリリースです。
若手歌手、ジェニファー・サノンをフューチュアしてのクインテットです。甘い声質で、無機質な唄い方します。アルバムは、全てがマルサリスのオリジナルで、ブルージーで「クロイ」雰囲気に満ちています。近年のデキシーランドジャズ回帰を、さらに推し進めて、現代的で不思議な浮遊感のあるサウンドです。「農園から刑務所まで」という重いタイトルや鎖につながれた黒人のジャケと、メッセージ性が強く出ている作品です。というか、天才の考えることは、僕にはよく分かりませんが...。 ポッドキャスト「Wynton Marsalis fan club」では、ジャケの PDF ファイルなんかも手に入れられます。 表題曲「From the Plantation to the Penitentiary」は、土着的なトランスリズム。しかし、この気持ち悪い音程...良く唄えるなぁ。
「Find Me」は、メロディアスな旋律なのに、フリーキーな伴奏。というより、ボーカルとか楽器を区別していない混沌としたサウンドです。
やっと、普通な曲か?「Doin' (Y)our Thing」です。ボーカル抜きのストレートなジャズです。おちゃめなテーマが可愛らしい。こういう方が凡人には聴きやすいです。
しっとりとしたバラード「Love and Broken Hearts」です。ウィントンのブルージーなソロは、やっぱりカッコイイ。
「Supercapitalism」は、高速早口言葉系です。倍テン(さらに倍!)とリズムチェンジ(コード)が、様々に入れ替わって、面白い。凝った作りです。
「These Are Those Soulful Days」とワンフレーズしか歌わないジェニファー姉さんです。丁々発止なウォルター・プランディングとウィントンのソロが、もっと激しくても良かったかな?
「Where Y'all At?」は 2nd Line Swing with Motown Vamp といったモノらしいです。セカンドラインのリズムに宣教師風ラップが乗って、聖歌隊の合唱。の中にうねるウィントン。うーん、変態。
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