Lee Morgan Vol.2/Lee Morgan

ケニー・ロジャースとハンク・モブレーを加えた3管編成。


リー・モーガン Vol.2image

多管編成ではアレンジャーの腕が問われるわけですが、ベニー・ゴルソンとオーウェン・マーシャルが作曲とアレンジを担当しております。昨日、ダウンビートに飲みに行ったら「Vol.3」が、かかっていてグッドタイミング。なんといっても「I Remember Clifford」で有名なアルバム。こっちは「Whisper Not」が名演。どっちもゴルソンによる曲なのです。「Vol.2」では演奏していませんが、その作編曲手腕は確かに感じられる一枚です。

とってもいなたいゴルソンの「Whisper Not」です。ホーンアンサンブルに乗って、舞うようなカップミュートのソロは、とても10代の若僧とは思えません。相変わらず妙なノリのモブレー、正攻法のロジャースと、それぞれホーンバッキングが違っていて面白いです。
次もゴルソンの「Latin Hangover」です。元気に始まるのですが、どこか寂しげなメロディーで、叙情的なラテンフレーバーを味わうことができる曲です。
マーシャルの「His Sister」は広い音域で、ちょっとしたミスをしやすいメロディーなのですが完璧です。ロジャースは飛び出してますが...。ソロも煮え切らないです。続くモーガンの溌剌としたアドリブは聴きものです。メカニカルな発想は、どこかクラシカルな印象の手法です。
ゴルソンの「Slightly Hep」は「Five Spot After Dark」の原曲として有名です。カーティス・フラー版よりもテンポは早くて元気です。躍動感のあるアレンジです。この曲のモブレーは、いい感じに飛ばします。が、ロジャース、どうした?
次もゴルソンのバラード「Where Am I」はアンサンブルが見事です。ブルーノート・レーベルの看板を背負った若手としてモーガンは堂々のプレイです。
最後はマーシャル担当「D's Fink」はラテンリズムに乗って出てくるロジャースの音にビックリする曲。ソロでは4ビートですが、クリフォード・ブラウンの影響も見え隠れするモーガンに思わず( ̄ー ̄)ニヤリです。録音がブラウンの死の半年後というのも因果を感じますね。
  1. Whisper Not
  2. Latin Hangover
  3. His Sister
  4. Slightly Hep
  5. Where Am I
  6. D's Fink
  • Lee Morgan(tp)
  • Kenny Rodgers(as)
  • Hank Mobley(ts)
  • Horace Silver(p)
  • Paul Chambers(b)
  • Charlie Persip(ds)
  • Rec.Dec.2.1956.
  • Blue Note

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2007年09月02日 (日) at 12:39



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