Peace in the Abstract/Marcus Printup

3曲を除いてマーカス・プリンタップのオリジナルです。グレゴリー・ターディとは同時期に録音した「Steps Of Faith」でも競演していて、盟友といったところです。マーク・キャリーはラッセル・ガン(tp)のバンドで持っていました。ロイ・ハーグローブ(tp)の「RH Factor」にも参加しています。ヒップホップ系のピアノかな?と先入観をもって聴いていたら、やっぱり、ちょっとタッチが弱いかなと感じる場面も。思い切ってキーボードを入れてみてもいい感じの曲も多いので、このバンドの「次」に期待したいところです。
「Your Time Has Come」は空間系8ビートでメロディーらしきものは8小節のみ。インプロビゼーション重視の曲。ぶちかましています。
「Soul Vamp」はその名の通りソウルフルでブルージーな雰囲気。シンセを入れたりすると、そのままアーバンなスムースジャズになりそうな感じの曲です。テーマでツバ抜きしたくて気になってしまいました(笑)。
大仰なルバートの2管アンサンブルで始まるバラード「I Will Sing of You」です。この曲のマーク・キャリーが、どことなくヨーロッパ的な雰囲気でいいのです。
ベースデュオで「Deddy's Blues」です。伝統的なニューオリンズ風のブルース。こういうのは十八番ですね。
8ビートでピアノレスの「Hot House」です。次回作のチャーリー・パーカー特集も買ったのですが、同じようにピアノレス。この雰囲気は結構好きです。そのうち書きます。
ピアノデュオから「Amazing Grace」を歌い上げるプリンタップです。ク ロ イ!しかもハイノート連発!まことにブルージーで粘り腰です。この粘った3連グルーブを日本人のリズム隊が醸し出している事が興味深いです。
表題曲「Peace in the Abstract」は M-BASE っぽいのだ。とても疾走感があってテンションの高い演奏です。
ピアノデュオで「Everytime We Say Goodbye」はロマンティックなバラードです。
「Soul Mama」は、8ビートのブルージーなジャズファンク。慎之助のキレのある煽りもオイシイ。ピアノが遅れているように聴こえるのだが...。
- Your Time Has Come
- Soul Vamp
- I Will Sing of You
- Deddy's Blues
- Hot House
- Amazing Grace
- Peace in the Abstract
- Everytime We Say Goodbye
- Soul Mama
- Marcs Printup(tp)
- Gregory Tardy(ts)
- Marc Cary(p)
- 中村 健吾(b)
- 高橋 慎之助(ds)
- Rec.Jan.2006.
- SteepleChase
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