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このカテゴリへのエントリ数: 最終更新日時: 2010-03-20 17:49 |
The Jazztet at Birdhouse/The Jazztetシカゴのライヴハウス「バードハウス」でのライヴ録音です。
「ズジャテット」って同じ3管バンドでライヴを演ってたジャズ研OBもいたりしました。名前を聞いたとき、文字通り引っ繰り返って笑いました。定番「Meet The Jazztet」も良いんですが「The Jazztet And John Lewis」の変態モダンアレンジも大好きです。 カーティス・フラーが、いないとジャズテットじゃないって言う人も居ますが、アート・ファーマーとベニー・ゴルソンの双頭バンドと捉えるのが正解でしょう。ジャズテットのヒットでフラーがアート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズに、いきなり引き抜かれてしまいトロンボニスト不遇ともいえるバンドです。トム・マッキントッシュは作曲の方で活躍していたので'69年に演奏活動から引退してしまいますし、グレイシャン・モンカーIII世は奔放なプレイでフリーに行っちゃうし、バンドの維持は大変だったのでしょう、残念ながら短命なバンドになってしまいました。 ゴルソン作の「Junction」は、ジャズテットらしい、いなたいブルースナンバーです。ミディアムスイングで、いいアンサンブルです。バッキングハーモニーでもソロを強力にプッシュします。これぞ3管編成の王道。
ファーマー作の「Farmer's Market」は超高速ブルース。ゴルソンが流麗で見事なソロです。ドラムソロの後セカンドリフに突入してシダー・ウォルトンのソロ。とってもスリリングな展開です。
バラードの名曲「Darn That Dream」はファーマーのフリューゲルで、リリカルな雰囲気です。ゴルソンらしいホーンアレンジも美しいコード感を醸し出します。
J.J.ジョンソンの「Shutterbug」です。「J.J.Inc.」よりも強力に早いテンポです。20小節の変形マイナーブルース。火の出るような熱演でハードバップど真ん中です。
ゴルソンのスマートで都会的なアレンジの「'Round Midnight」です。エモーショナルなテナーソロに圧倒されます。ファーマーのフリューゲルとトランペットの音色の対比も面白いです。
マッキントッシュ作の「November Afternoon」で、やっとトロンボーンソロがありました。今の時期にぴったりな題名の曲です。冒頭のベースラインとポリリズム風のリズムが面白い曲です。すぐ4ビートになっちゃいますが。ホルンを入れてみても、良い感じかもしれません。良いアレンジです。
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