Danish Jazzman 1967/Bent Jadig
オリジナル LP 盤は30万円以上する激レア盤の CD 化なのだそうです。
ベント・イェーデックってデンマーク人のテナー奏者のリーダーアルバムで僕はアラン・ボッチンスキー目当てで購入。ダスコ・ゴイコビッチも1曲参加していますが、ペデルセンの存在感が物凄いです。「ヨーロッパツアーに行くときはベーシストは連れて行かなくてもいいよ〜ん」とアメリカのジャズマン達に言わしめた名手です。
イェーデックのオリジナル「B's Waltz」はフルートとミュートトランペットという組み合わせで、ひたすら美しいワルツです。このアンニュイな雰囲気が、たまりません。そんな雰囲気の中での丁々発止は、まさにヨーロッパジャズです。
ゴイコビッチの作曲の「Doo's Blues」はゴリゴリのハードバップ。イェーデックのテナーは、ちょっとバタバタした感じかな。ボッチンスキーの伸びやかで、はっきりとした音色と発音は好きな感じです。
イェーデック作曲「Atlicity」もモダンジャズの王道な雰囲気プンプンしています。クールな中にもハードバップの熱気が感じられる逸品です。
ゴイコビッチがオスカー・ペティフォードに捧げられた「I Remember O.P.」は、しっとりとしたバラードです。ゴイコビッチのミュートトランペットとハスキートーンテナーの哀愁。シブイ。
- B's Waltz
- Doo's Blues
- Atlicity
- I Remember O.P.
- Bent Jadig(ts,fl)
- Allan Botschinsky(tp)
- Dusko Goykovich(tp)4
- Bent Axen(p)
- Niels-Henning Ørsted Pedersen(b)
- Alex Riel(ds)
- Rec.Feb.8,9,20.1967.
- DEBUT
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