A Tribute To Charlie Parker(DVD)
1989年パリで行われたチャーリー・パーカーに捧げたイベントの DVD。
今は亡き御大達が大集結したオールスターバンドです。2枚組で、一枚目にはディジーを中心としたオールスター。二枚目はジェイ・マクシャン率いる KansasCityBigBand。
ディジー・ガレスピー、ミルト・ジャクソン、ジャッキー・マクリーン、フィル・ウッズ、スタン・ゲッツ、ハンク・ジョーンズ、パーシー・ヒース、マックス・ローチと名前を並べただけで、ヨダレが垂れるメンツです。ただ、演奏はジャムセッションの延長で、グダグダなんですが...。それぞれのソロなんかは、とても個性的で思わず唸ってしまうのです。特にフィル・ウッズとスタン・ゲッツは最高です。晩年のゲッツはスタイリッシュでカッコイイ。ビッグネームを集めただけなので、全体の音楽性は皆無です。我が道をひたすら突き進むマクリーンなんか、マック・スローチとの相性最悪で逆に笑っちゃいます。
そんなわけで二枚目のビッグバンドがオススメで格好良すぎるのです。こちらにもフィル・ウッズが参加していて、クラーク・テリー、ベニー・カーター、アル・グレイ、サヒブ・シハブという、またまた凄いメンツ。クロイ!このブラックミュージックの化身達!ブルースのうねり!カンザスジャズサウンド炸裂です。若きテレンス・ブランチャードも奮闘しております。クラーク・テリーの横で吹いているんだもの。こうやってアメリカのジャズは受け継がれていくモノなんだろうなぁ。
パーカーとのエピソードを聞くインタビューも面白いです。ビバップの伝統を直に伝えるレジェンド達の言葉には重みがありますね。ウッズとテリー、ハンク・ジョーンズは、まだ生き残っている(笑)。ハンク・ジョーンズは90歳を超えて今年も来日します。スバラシイ!
- Steeple Chase
- Con Alma
- Round Midnight
- Confirmation
- Cherokee
- Night in Tunisia
- Dizzy Gillespie(tp)
- Jackie McLean(as)
- Phil Woods(as)
- Stan Getz(ts)
- Milt Jackson(vib)
- Hank Jones(p)
- Percy Heath(b)
- Max Roach(ds)
- Moten Swing
- Jump the Blues
- Blues Impressions
- Tender Touch
- Lonely Boy Blues
- Vine Street Boogie
- Ernie Andrews(vo)
- Terence Blanchard(tp)
- Clark Terry(tp)
- Carmel Jones(tp)
- Tony Russo(tp)
- Al Grey(tb)
- Marc Steckar(tb)
- James Wilkins(tb)
- Ernie Wilkins(tb)
- Benny Carter(as)
- Phil Woods(as)
- Jimmy Heath(ts)
- Hal Singer(ts)
- Sahib Shihab(bs)
- Jay McShann(p)
- Jimmy Woode(b)
- Mel Lewis(ds)
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