The Lineup/One For All
Sharp Nine からは通算3枚目のアルバム。

新譜「Return of the Lineup」も Sharp Nine ですね。結成初期の所属レーベルなので安心して聴けます。あとクリスクロスのモノも良いです。ずっと追いかけているグループのひとつなので毎回楽しみなのは変わりませんがね。相変わらずのハードバップ一徹ぶりは見事で伝統芸と化しております。オリジナルと3管アレンジのレベルの高さも魅力のひとつです。
アレキサンダーのモダンなオリジナル曲「Anatolia」は4ビートとラテンリズムが交錯する曲。ラテンパートが10小節といいう変則的な構成ですが、難解な印象を与えることなくサラリと演ってしまう所は流石です。
「Little Lucas」もアレキサンダーのオリジナル。アレンジ凝ってます。こういう3管モノってこのバンドの十八番ですね。小難しい進行で、大変そうです。
スタンダード曲「Sweet and Lovely」はピアノのメロディーにホーンのバッキングという仕掛けが泣かせます。ゆったりとした雰囲気です。
ロトンディのオリジナル「Downtown Sounds」はエレピ入りでのボサリズム。細かい音符で畳みかけるロトンディが巧いっす。
スティーブ・デイビスのオリジナル「Letter to Mary」は、ひたすら白玉を吹き続ける、とっても内省的なバラードです。アドリブというよりアンサンブルを聴かせる曲です。もっと大きな編成でオーケストレーションすると面白いかも。
ヘイゼルタインの表題曲「The Lineup」は、マイナー調のいなたいバピッシュな曲です。
ロトンディのオリジナル「Express Train」は分厚い3管ハーモニーが印象的ですが、ちょっと重心が低すぎるかな。ラテンリズムのパートと軽快な4ビートに移行する盛り上がりが燃えます。ロトンディのハラヒレフレーズもハマッています。アレキサンダーのソロが、やっぱり一番カッコイイかな。
デイビスのオリジナル「Smooth」はエレピ入りで16ビートのファンク系。ホーンのバッキングには R&B の匂いが香ります。
- Anatolia
- Little Lucas
- Sweet and Lovely
- Downtown Sounds
- Letter to Mary
- The Lineup
- Express Train
- Smooth
- Jim Rotondi(tp,flh)
- Steve Davis(tb)
- Eric Alexander(ts)
- David Hazeltine(p)
- John Webber(b)
- Joe Farnsworth(ds)
- Rec.Feb.20.2006.
- Sharp Nine
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