Donna Lee/Ryan Kisor
ライアン・カイザーの新作です。リーダー、サイド問わず、ここの所スゴイ勢いで録音していますね。好調の証?

前作「Awakening」同様サム・ヤヘルとのワンホーンオルガンジャズです。コロンビア日本盤先行発売って事で?スタンダードナンバーを多く取り上げていますね。オリジナルをもっと聴きたいんですけど。個人的には前作を超えていない汎用盤としか思えないが・・・。
- いきなり7拍子です。変拍子好きですねー。この人。ピーター・バーンスタインの透明感溢れるギターの音色と、ヤヘルのオルガンのリズムが都会的です。そこに切り込む我らがカイザー。いつになく野性味のあるソロを展開します。力業多し。獣系です。良い!音色も、ようやくパリッとしてきましたね。一時期のモコモコ感が、無くなりました。
- 今や、超売れっ子グレッグ・ハッチンソンのドラムとのデュオ。3分間の小品。うまい!ゴメン・・・。
- ドーハムのオリジナルチューン。クラブジャズ?みたいなイントロから、ありがちなラテンビートのテーマ。個人的にはイントロのままアシッドな方向へ走ってもらいたかった・・・。ここでも、炸裂系ソロを展開するライアンです。なにか、吹っ切れたの?と思わず問いかけてしまいます。特筆すべきはハッチンソンの疾走感溢れる見事なドラミング。煽りまくります。良いドラムですなぁ。
- 続いてライアンのミディアムテンポのオリジナル。もっと鳴るハーマンミュート使えば?みたいな・・・。
- ライアンのオリジナルを、もう一曲。無機質な音列のテーマをギターとのユニゾンで。こういうの好きです。
- ハリー・ジェームスの十八番。テンポをかなり速くして、アップテンポのワルツにアレンジしての演奏。えーっ!って感じです。ある意味、裏切られました。しかし、メロディーを柔らかい音色で歌い上げるライアンには、脱帽です。美しい。
- 今度は、すんなりと仕掛けもなく「Work Song」です。お得意のハラヒレホロフレーズ連発しています。
- なんと、最後はジョビンです。ふー・・・。
良いんですけどね・・・。巧いし。スゴイし。ラッパ小僧は必聴です。すんなり聴けます。しかしレコード会社主導な感が否めない一枚。メッセージ性の乏しい量産型ザクみたいな・・・。
- Song For My Father
- Donna Lee
- Short Story
- Up Your Tempo
- Rip Tide
- I Had The Craziest Dream
- Work Song
- Zingaro
- Ryan Kisor(tp)
- Sam Yahel(org)
- Peter Bernstein(g)
- Greg Hutchinson(ds)
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