Wonderland/Stéphane Belmondo
フランスで最も有名なジャズメンとして、評価も高いベルモンド兄弟です。弟のステファンの初リーダーアルバム。スティービー・ワンダー特集です。

兄が、ノッポのサックスで、弟が、巨漢ラッパ吹きという、ありがちな兄弟ですが。その巨体からは、想像も出来ない音楽性です。リリカルで、知的。上品なサウンドです。フレディ・ハバードとウディ・ショウの中間みたいなプレイスタイル。音色は、アート・ファーマー。ブッ太くて、柔らかい音しています。いいねぇ。
スティービー楽曲集といっても、メインストリーム・ジャズまっしぐらです。ヤワなフュージョンミュージックかと思ったら大間違いでした。耳馴染みのメロディーが、ゴリゴリジャズに大変身。サックスの兄、ライオネルが、バスクラまで、こなすマルチプレイヤーっていうのは、なんとなく判るんですが、ユーフォニュームから、ホラ貝(笑)まで駆使する、ステファンの節操の無さには、脱帽です。曲によっては、多重録音で、大編成アンサンブルになっています。これが、情緒的で、目の前に映像が浮かんでくるような、心地よい空間に仕上がっています。4の「Too high」のバピッシュなサウンドながら、重厚で牧歌的なアンサンブルには、ヨーロッパを感じます。なんか、ゴイコビッチのビッグコンボを彷彿とさせます。
ピアノのエリック・レニーニのサポートも、スバラシイ。というか、抜群に良い。スリリングで、ワクワクするバッキングでの、ガチンコ勝負は、聴いていて気持ちいいです。いかんせん、ここら辺の仏ジャズメンは、寡作なので残念・・・。レニーニは、2枚くらいしか持っていない。ステファンに至っては、36歳で、この初リーダー作なんだもんなぁ。もっと聴きたいなー!
- Creepin'
- You will know
- All in love is fair
- Too high
- The secret life of plants
- Girl blue
- Visions
- Another star
- You've got it bad girl
- Too shy too say
- Stéphane Belmondo(tp,flh,bugle,shell,cor,euphonium,per,ocarina)
- Lionel Belmondo(fl,alto fl,cl,bcl)
- Bastien Stil (tuba)
- Eric Legnini(p)
- Paul Imm(b)
- Laurent Robin(ds)
- Rec.2004.
- B-Flat Recordings
diskUNION なら手に入る?