In Motion/Robert Nordmark Sextet
ストックホルムの若手テナー奏者ロバート・ノードマルクの初リーダー作です。
ブレッカー系骨太テナーかな?というより、バンドの音が素晴らしい。このコンセプトは良いですよ。ベテラン、グスタボ・バルガーリ(tp)の正攻法ビ・バップ、ジョン・アバークロンビー系空間系ギター、ピーター・ニュランデル(g)(発音が難しい・・・。)の三位一体となった、サウンド・アレンジが最高です。一般的な北欧ジャズとは、ひと味違った音空間を作り上げています。匂いはプンプンしますがね。Tom Harrellの「Visions」を思い出しちゃいました。
- 8ビート、カツ、カツ、カツってヤツ。テナー&ギターのユニゾンから、トランペットが切り込む。うーっ、やられた。転換して、テナー&トランペット、次いでギターが加わりメロディーを奏でる。ソロバッキングでもピアノ&ギター&ベースで、ユニゾンとかやっちゃって、懲りまくっています。ドラムのセバスチャン・ヴォーグラーも野獣系で良い!
- テナー&ギターのハーモニーのオクターヴ上に、トランペットを重ねる。うーん。最初から演らないで、2コーラス目からってのが、泣かせる。痺れますね。バルガーリ(tp)は、上から下まで、よく鳴りますね。音色もいい!
- トラディショナルなコード進行のイントロで始まったなぁ、と思っていたら、複雑怪奇なメロディーラインと、うねるリズム。こ、これは・・・。新主流派ってヤツか?(その言い方は古いって、突っ込まれそう・・・。)もっとファンキーですが。鋭利なシングルトーンで、アバクロ系ウニウニソロ中の2管バッキングが、またカッコイイ!
- ピアノレストリオ超ファンク!ベースとテナーのユニゾンから、テーマへなだれ込む。後半オーヴァー・ダヴ?ハーモナイザー?重ねています。ボブ・ミンツァー臭い・・・。が、3分11秒辺りから、ブレッカーフレーズ炸裂しています。
- なんとも味わい深いジャズワルツです。まさに、Usです。
- 正統派ビ・バップ!バルガーリ(tp)の職人技が炸裂。巧い。ダニエル・カールソン(p)は、あまり好きになれない。左手が嫌・・・なんとなくベタベタしていて。ヴォーグラー(ds)は、肉体派で良い。
- ワンホーンでバラードを聴かせます。
- ラッパが、メロディーを追いかけるアイディアは、思いつきそうで思いつかない。いい感じです。ソロ中も、リズムアプローチを次々と変えて行く辺り、曲のカラーを出すのに効果的。この人、ビッグバンドアレンジも、いけそうですね。
- シャッフル?みたいな変な曲。ラッパのキーが低くて、辛そうだ・・・。ニュランデル(g)が歪み系トーンで盛り上げます。ロック魂?でも、やっぱり不思議系です。
- 面白い!えー?なアレンジ。絶妙な変態加減です。
- In Motion
- Round & Around
- The Things You Said
- It Doesn't Matter When
- Us
- Hardcase
- Stilla
- Cavalla
- Our House
- Not What You Think
- Robert Nordmark(ts)
- Gustavo Bergalli(tp,flh)
- Daniel Karlsson(p)
- Peter Nylander(g)
- Sebastian Voegler(ds)