Doin' Allright/Dexter Gordon
「ご機嫌だねー。」ってナベサダのCMぢゃないけど、良いです。50年代を麻薬療養で、ダメダメになっていたデクちゃんのブルーノート復帰第1作目です。

ブランクを感じさせない、豪快なブローは健在。この翌年にパリに移住し、なお充実ぶりをみせる60年代への出発点となったのが、このアルバムでしょう。ホレス・パーラン・トリオをバックに、若手バリバリ売り出し中の新鋭フレディ・ハバード(当時23歳!レコードデビュー1年目!)と組ませるあたりアルフレッド・ライオンの腕ですね。メンツを見てニヤリとするジャズオヤジです。
- ガーシュインのミディアムテンポのナンバー。イントロの2管ユニゾンから痺れます。いなたい。16分音符の長いソロラインを聴くと完全復活を確信します。美しい。続くフレディーも堂々としています。急速フレーズばかりでなく(コレも凄いんだ・・・。)ちゃんとブルーノートペンタ一発の力業も織り交ぜていて、イェーィです。
- これは、ビリー・ホリデイ(vo)で有名ですかね。僕等ジャズ研系人間は、このデクちゃんバージョンを思い浮かべてしまいます。このサブトーンとビブラートには、参ってしまいます。長尺フレーズを朗々と歌いあげるソロは、切ないほどロマンチックです。それぞれ短いソロもありますが、親分には、かないません。定番の名演です。
- オリジナルです。2管テーマですが、ゴードン乗りと呼ばれるリズムの取り方が微妙です。ずれているのに、ずれていない・・・のか?貫禄のアドリブを繰り広げます。ソロ2コーラス目最後の最低音G#には笑ってしまう。ホヘホヘ〜っとシェイクで終わっていきます。豪快テナー炸裂。
- ユーモラスなテーマとセカンドリフで構成されているオリジナルブルースナンバー。先発ソロはフレディ。しなやかなリップコントロールです。まだまだ炸裂系ではありませんが・・・。堅実なフレージングです。続くデクちゃんが凄い。おいしいフレーズ満載!If I Love Againの、お得意引用フレーズも織り交ぜ、お手本の様なソロです。
- ご機嫌なアップテンポナンバー。テーマブレイクピックアップの吹き方!これぞ、デクちゃん。(^_^)・・・真似できそうで出来ません。フレディも溌剌とした演奏。パーランは息も絶え絶え・・・。リズム隊ソロパートの常套アレンジも、泣かせます。
- レコードでは未収録。CD化に伴い追加されたもの。デクちゃんオリジナルナンバー。デクスター節満載。フレディも快演。
- 未発表別テイクです。こっちのデクちゃんのソロの方が好きだな。しかし、乗りがやっぱりバラバラ・・・。全体にフレディのミストーンが目立つ。のでボツになった?
- I Was Doing All Right
- You've Changed
- For Regulars Only
- Society Red
- It's You Or No One
- I Want More
- For Regulars Only [Alternate Take]
- Dexter Gordon(ts)
- Freddie Hubbard(tp)
- Horace Parlan(p)
- George Tucker(b)
- Al Harewood(ds)
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