音律と音階の科学/小方 厚

音楽も科学なのです。


音律と音階の科学—ドレミ…はどのようにして生まれたか (ブルーバックス)image

音も波なのは、高校物理で習ったので、音の連なりと重なりから出来ている音楽も、また物理で説明してみましょうという本です。著者はビーム物理専門の科学者ですが、イラスト描きとミステリーが趣味で、学生ジャズバンドに加わってビブラフォンを演奏する変わり者です。音階の成り立ちから話は始まるわけですが、これといった目新しい記事はなく...。

ま、僕もそれなりに勉強しましたからこの新書に書いてある事くらいは、知っています。これから音楽を勉強してみようというジャズ研新入生とかには、良いかもしれません。後半のコルトレーンチェンジの説明なんて、面白いですよ。C年生に「ジャズ理論は算数だよ」と言い続けてきた私は、間違いではないのでした。

そして、さらなる地平を目指すのでした。著者のサイトが面白すぎます。16音平均律、17音平均律?を Mac で演奏してみたり、CD 「とんでふ」も発売されています。

写真クリックでAmazonで詳細をみる

2008年05月28日 (水) at 12:43



1年前の同日エントリ 2年前の同日エントリ 3年前の同日エントリ 4年前の同日エントリ 5年前の同日エントリ 6年前の同日エントリ