アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない/町山
智浩
宗教問題、サブプライム、世界金融危機、メディア、教育。難しそうなことを分かりやすく。
評論家と名乗る人の云うことは信用しないのですが、唯一映画評論家として尊敬しているが、町山 智浩氏です。とにかく下品でエッチで世俗的な評論には大笑いさせられます。ロスに生活しハリウッドに取材し映画監督に直接会って話を聞き、どこかの WEB のコピペで原稿料を、かすめ取る下劣な評論家とは大違いで、自分の言葉で語りかける文章には引き込まれます。
現場に居るというのが何にでも重要で音楽でも映画でも本質を理解できているかが分かります。ゲイジュツだ!と豪邸でワイン片手にレコード聴いているだけでジャズ界で何が起きているのか、モノホンの音はライヴでしか感じ取れないって事が判っていないジャズ評論家とか目も当てられません。
そんなアメリカ在住の町山さんがヘンテコな米国の実情を描いたコラムです。とにかく笑います。ここまで崩壊しているとはね。超大国と呼ばれる国が、こんな状況とは恐ろしくもあります。ま、コイズミ以降の日本も似たようなもんですが...orz。
今週中の大統領選挙に併せて読んでおくと、さらに面白いでしょう。ペーパーバックで、短い章。ズバッと読みきりです。
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