Brecker Brothers Band Reunion (DVD付き)/Randy Brecker

Brecker Brothers Band Reunionimage

「CD 買ったよカテゴリ」の更新が滞っておりますが、もう沢山聞いていない CD が滞り過ぎて、たまには書いておこうと思い立ち、何にしようかと。とりあえず。

今のカミさんの女性テナーサックス奏者アダ・ロバッティと組んでマイケル亡き後の正式なリユニオンなわけで(あれ?前のカミさんもサックス奏者だったけ?ん?その前はあれ?)家内制バンドとしての体裁は保っているわけです。(((

前作Randy in Brasil/Randy Breckerから旧ブログを漁ってみるととても懐かしい気持ちになるのですが、このところ表立った活動が増えてきていて、嬉しい限りです。やはり1曲目が最高ですね。近年ブラジルに傾倒している影響が出ているリズムの扱いと、これぞブレッカーサウンドという変態旋律。これだけで元がとれます。R&Bソウルフルなリズムとランドロイドが活躍する「Really In For It」と「On The Rise」も結構好きです。普通のラテンのノリノリ曲だと思ったらだまし絵のような音世界で鬱になりそうな「Adina」も「らしい」なあと思います。最後にお約束ランドロイドでブルースを1曲。

  1. First Tune of the Set
  2. Stellina
  3. The Dipshit
  4. Merry Go Town
  5. The Slag
  6. Really In For It
  7. Elegy For Mike
  8. On The Rise
  9. Adina
  10. R n Bee
  11. Musician’s Old Lady Dues Blues
  • Randy Brecker(tp,flh)
  • Randroid(vo)
  • David Sanborn(as)
  • George Whitty(key)
  • Will Lee(b)
  • Adam Rogers(g)
  • Rodney Holmes(ds)
  • Dean Brown(g)
  • Mitch Stein(g)
  • Chris Minh Doky(b)
  • Ada Rovatti(ts,ss)
  • Jim Campagnola(bs)
  • Oli Rockberger(key,vo)
  • Rec.Sep.2011
  • Piloo Records
2014-07-0413.30.59_800
DVD付き!

DVDはBlue Noteでのライヴを収録。最後に「Some Skunk Funk」を演っているところに落涙するばかり。メンツがデイヴ・ウェックル、ウィル・リー、マイク・スターンというオールスターっぷり。ウィル・リー翁が飛び跳ねていましたよ。

  1. First Tune Of The Set
  2. The Slag
  3. Adina
  4. Really In For It
  5. Straphangin’
  6. Stellina
  7. Merry Go Town
  8. Inside Out
  9. Some Skunk Funk
  • Randy Brecker(tp)
  • Randroid(vo)
  • Mike Stern(g)
  • Will Lee(b)
  • Dave Weckl(ds)
  • George Whitty(key)
  • Ada Rovatti(ts,ss)
  • Oli Rockberger(key,vo)
  • Rec.Sep.17.2011

Montoreux Jazz Festival (DVD)/The CTI All-Star Band

2009 モントルー・ライブ [DVD]image

CTI レーベル創立40周年記念コンサートです。CTI の原点とも言えるコンサート「Hollywood Palladium」からのオリジナルメンバーはアイアート・モレイラだけで、メンツを眺めてみても、どこが CTI やねん!ってツッコミたくもなりますが、この雑煮状態が逆に CTI らしいといえば CTI らしいのですかな?

エンドクレジットにフレディ・ハバードに捧ぐと出てきて「ああ。このコンサートって亡くなってまだ半年後だったんだ」と月日の流れを感じる次第でございます。

初っぱなの「Mr.Clean」では、いきなりミストーンしていたり譜面を眺めていたりと手抜きセッション的な悪い予感も…。ま、コレ難しいキーですしね。といってもアドリブはワンコードだから盛り上がりは尋常ではありませぬ。ベースソロからグイグイ行くわけですが、マーク・イーガンの老眼鏡に月日の流れを感じたりね。
ビル・エヴァンスが吹き倒して、でた!「Sugar」だ!トッド・バショアもバリトンに持ち替えてのホーンアレンジも良い感じです。タレンタインの、あの粘った土臭さは全くなく都会的に仕上がっております。
フローラ・プリムのヴォーカルが入っての「Misturada」は頑張ってアレンジされていますが、イマイチ乗り切れていない風情のランディ先生。しきりに楽器を気にしていますがリードパイプを交換した改造Bach?
ヒューバート・ロウズの「Amazing Grace」ソロから「Bimbe Blue」へという美しい流れ。ホーンアレンジの初見感がビリビリ感じられて(^_^;ラッセル・マローンが落ちていたりするし…。
パーカッションオジサンの面目躍如といったところの「Afrika é Brasil」はブラジル原住民風な唸り声のモレイラさん。小ネタが沢山あると盛り上がるなー。
イケメンヴォーカルのジェイミー・カラムが加わって「Use Me」はファンキーなノリでホーンセクションのリフもイカすぜ。
で、このメンツで、なーんでか?「Blues March」で、マクラフリンだよ!「Blue Monk」弾いているし。いいおじいちゃんになっちゃったなー。シンセにジャージのオッサン居るなーと思ったらジョージ・デュークだよ!まさに、ごった煮状態。マローンがキレてロックンロール(笑)
別の日の演奏で「Road Song」はスペインのサンハビエルのジャズ・フェスティバルでのトッド・バショアが居ない3管バンドです。やはりフィーチュアはマローンでしょう。うまいなー。相変わらず不調っぽいランディ先生。難しいホーンセクションのリフにカメラにニコリとするロウズお爺ちゃん。ギターとベースのバトルというイーガンらしい見せ場も。
  1. Mr.Clean
  2. Sugar
  3. Misturada
  4. Amazing Grace
  5. Bimbe Blue
  6. Afrika é Brasil
  7. Use Me
  8. Blues March
  9. Road Song
  • Todd Bashore(as,bs,arr)
  • Randy Brecker(tp)
  • Bill Evans(ss,ts)
  • George Duke(key)
  • Niels Lan Doky(p,key)
  • Hubert Laws(fl,picc)
  • Russell Malone(g)
  • John McLaughlin(g)
  • Mark Egan(b)
  • Jeff “Tain” Watts(ds)
  • Airto Moreira(per)
  • Flora Purim(vo)
  • Jamie Cullum(vo)
  • Rec.Jul.7.2009
  • KingRecords

40th Anniversary/Tower of Power(DVD)

ライヴ・アット・フィルモア~結成40周年記念ライヴ [DVD]image

芸能生活四十周年記念公演(笑)です。いやー。( ・∀・)イイ!!っ!宇宙一のファンクバンド。

在籍していたメンバーが勢揃いです。この歴代ホーンセクションが全員並んだだけで壮観です。日本に長いこと居たマイク・ボガードも元気そう。えっ?もう7年前?…歳取るわけだ…。聞くところによると、ブラック・ファンクの EW&F がダントツの人気でホワイト・ファンクと呼ばれる TOP は本国ではパッとしていないらしいです。極東小島の住人からは、にわかに信じられない話なのですが。大所帯バンドの常で金銭面でもキビシイらしく、ライナーノートによれば、各自ホテル代飛行機代自分持ちで、このコンサートに駆けつけたらしいですね。逆に言えば、そんな強い絆を持っているバンドなのかな?と思いたい所です。収録されているインタビューも、そんなメンバー達の笑顔で溢れています。ホッ。

枯れたとかいう表現は全く当てはまらない強力グルーヴは健在で超大盛り上がりのコンサートです。エミリオもロッコもドクも還暦過ぎてもスゲーなと。CD 付きなので、一日中聴きまくっています。一家に一枚。