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このカテゴリへのエントリ数: 最終更新日時: 2010-03-20 17:43 |
ナンバー23シリアスなジム・キャリーだった。 クリスマス気分漂う新高島の109シネマズで二週間くらい前に観たのに書くのを忘れていたくらい、普通だった映画。よくある設定で使い古された展開ですが、こういう定番こそ、映画として面白く作って欲しい。ジョエル・シューマカーだけに、芸術的な映像には納得する場面が多いのですが、B級斜め上な感じで撮ると(笑)、もっと引き込まれる気がします。造り込んだのが裏目に出た感じです。このキャストで、この脚本なら、とことんチープに仕上げた方が正解だったように思えます。オッサン的には、せっかくローナ・ミトラが出ているのに、もう少しお色気出してもいいんじゃない?って思ってみたり。やっぱり映画には、スリルとエロは不可欠です。 小説中の23という数字に取り憑かれた主人公と現実の自分が、シンクロして混乱から狂気に呑み込まれていく様は、ジム・キャリーの別の一面を観た気分。いい感じでした。足したり引いたりで無理矢理23を導き出す謎解き場面は、呆れてしまいましたが...。ラストはもっと感動的に描いて、家族愛を醸し出しても良かったかも。 予告編を観て「ダ・ヴィンチ・コード」の黄金比のような超自然科学的な数字の謎を語るのかと思いきやヒューマンサスペンスだったのでした。ちなみに僕の誕生日は引くとバッチリ23です。ヽ(^。^)丿 |